ときどきの世界の、政治、経済、金融などの情勢についての良し無しごとを語らせていただければと思います。日本の国益を主軸に置いたエッセイになればと思っています。
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2022年12月の記事一覧
「米中関係を決定的に変えた米国人の著作 1)『米中もし戦わば』文藝春秋社ペーターナバロ著、2)『China2049』日経BPマイケルピルズベリー著」
今日2022年末の現在、2年前にバイデン民主党政権に政権交代しようとも一貫して変わったことがなく、今後も米国の政策として変わることの無いChinaとの新冷戦とも言える政策が、これを機に決定的に変わったとされる米国人による著作が、2015年から16年にかけてトランプ政権誕生前に出版された、 1)『米中もし戦わば』文藝春秋社ペーターナバロ著 2)『China2049』日経BPマイケルピルズベリー著 となります。 前者は、トランプ政権中枢にあって外交政策を進めた大統領補佐官のピー
「中銀の姿勢への理解が国際金融スジに届いていない。まだ、ドルは買われ株は売られる可能性が大きい」/ヨーロッパ連銀もタカ派姿勢鮮明
一昨日12/15の本コラムに書いた記事の予想がここまで連日露わになるとは本当に思わなかった。 昨日12/16も、ヨーロッパ連銀のリガルド議長発言がタカ派色を強くしたことで欧米株価は大きく下げ、ドルは買われた。 ドイツDAXは3%を超える下落だったようだ。 ヨーロッパは金融的には米国追随性が高く、十分このような発言の予想はあっただろうと思われる。 しかし、やはり、国際金融スジの予想と連銀の捉え方になおギャップがあり、連銀の発言ごとに下げを繰り返しているように見える。 昨日のニ