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書評

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読書の喜びは、他のなにものにも代えがたい魅力が有ります。そういった喜びを皆さんと共有すべく、知的刺激を受けた書、好奇心満載の書、ためになる書その他この他、わたしの狭い読書領域の中…
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#竹内久美子

「『ローマ人の物語』他、塩野七生著作書評リスト」

「ローマ人の物語」他について、塩野七生さんの著作をリスト化します。 ローマ人の物語 1)「ローマ人の物語Ⅰ ローマは一日にして成らず」/初めから面白い|りょうさん (note.com) 2)「ローマ人の物語Ⅱ ハンニバル戦記」/これはめちゃくちゃ面白い|りょうさん (note.com) 3)『ローマ人の物語Ⅲ 勝者の混迷』/帝国の盛衰の歴史、現代と変わらず|りょうさん (note.com) 4)「ローマ人の物語Ⅳ ユリウス・カエサル ルビコン以前」野心、虚栄心の問題|りょ

「不倫は人間の業、托卵妻という話題(現代ビジネス記事)に寄せて」/竹内久美子「動物行動学で語る”男と女”」、谷沢永一「実践人間学」、、、

托卵妻という話題:現代ビジネス ネットの記事に吸い寄せられるように読みふけってしまった。現代ビジネスの「托卵妻」という記事だ。 不倫そのものだけならいざ知らず、さらに不倫の子まで夫に子育て負担させる、というまったくもって女性というのはすごい生き物である。 ルポ「托卵妻」〜もしも子どもが自分以外の子種だったら?(本橋 信宏) | 現代ビジネス | 講談社(1/3) (gendai.media) 夫より優秀な彼の遺伝子がほしくなって決行。でもバレることはない──「托卵妻」の揺

「なぜモテるのか、さっぱりわからない男がやたらモテるワケ」(WAC 竹内久美子著)/面白くてためになる書

竹内久美子さんの舌鋒がまたもや心地よくさく裂しています。 「なぜモテるのか、さっぱりわからない男がやたらモテるワケ」(WAC 竹内久美子著)、今回の新刊もメチャ面白かったです。 不倫、不倫、なんで悪い? 世間は直接自身に被害が一切ないのに芸能界の美男美女の不倫を報道するワイドショーを見て、やたらと腹を立ててさも大将首でも取ったように騒ぎますが、本当にそんなに騒ぐほど不倫はそんなに罪なことなの? と私などは常々思っていましたが、 竹内久美子さんの、「人間といえども動物行動学的

「66歳、動物行動学研究家。ようやく『自分』という動物のことがわかってきた」竹内久美子(ワニブックス)ご購読のおすすめ

先だって、竹内久美子さんと白川司さんの対談youtubeについておすすめしました。 そこで紹介されていた、竹内久美子さんの新刊図書「66歳、動物行動学研究家。ようやく『自分』という動物のことがわかってきた」(ワニブックス)を読みました。 竹内さんの青春以来の、精神遍歴を吐露したような著作ですが、とても素直で心にしっくりとくる読み物でした。 そしていつものようにとても読みやすい!! これも、先般ご紹介した渡部昇一さんの「人間らしさの構造」に重要ポイントとして指摘している、