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書評

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読書の喜びは、他のなにものにも代えがたい魅力が有ります。そういった喜びを皆さんと共有すべく、知的刺激を受けた書、好奇心満載の書、ためになる書その他この他、わたしの狭い読書領域の中…
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2024年8月の記事一覧

『日本の経済安全保障』高市早苗著(飛鳥新社)

日本にとって今最も重要な「経済安全保障」。最も有能かつ志高い保守本流の高市早苗氏が取り組んでくれていることに感謝したい。 この書は、 難しい内容にもかかわらず、非常にわかりやすく書いてくれていて好感持ちました。 ただただ、日本の為を思って政務に取り組んでいることが伝わってくる。 具体的内容と共に高市早苗氏の思いの深さ、重さの伝わる良書でした。 次期総理、もう高市早苗氏で決まりと言って良いと思います。

「不倫は人間の業、托卵妻という話題(現代ビジネス記事)に寄せて」/竹内久美子「動物行動学で語る”男と女”」、谷沢永一「実践人間学」、、、

托卵妻という話題:現代ビジネス ネットの記事に吸い寄せられるように読みふけってしまった。現代ビジネスの「托卵妻」という記事だ。 不倫そのものだけならいざ知らず、さらに不倫の子まで夫に子育て負担させる、というまったくもって女性というのはすごい生き物である。 ルポ「托卵妻」〜もしも子どもが自分以外の子種だったら?(本橋 信宏) | 現代ビジネス | 講談社(1/3) (gendai.media) 夫より優秀な彼の遺伝子がほしくなって決行。でもバレることはない──「托卵妻」の揺

「慰霊の夏 樋口季一郎中将と占守島池田末男戦車十一連隊及び独立歩兵282大隊の全将兵を思う」/Xから引用します

慰霊の夏です。 昭和20(1945)年8月15日以降に起きた、ソ連による日本侵攻、これに敢然と立ち向かったのが、第5方面軍司令官樋口季一郎中将とその麾下の将兵でした。 わたしの、Xでのつぶやきを以下引用します。 そして、以前本欄で記した記事も引用します。 樋口中将については、お孫さんにあたる樋口隆一氏による、以下の近刊(4年前ですが)があります。 是非ご一読をお願したいと思います。 占守島の池田末男戦車十一連隊及び独立歩兵282大隊の全将兵の活躍についても是非知って

「ローマ人の物語Ⅳ ユリウス・カエサル ルビコン以前」塩野七生(新潮社)ー再読ー

カエサル以前にカエサル無くカエサル以後にカエサル無し 塩野七生さん著の「ローマ人の物語」全十五巻を読み終えたのは年末でした。15巻+α含めすべてに書評というとおこがましいですが記事を書きました(下記)。 そして、記事中でも記しましたが、すぐにでも再読したいと思ったのが、 「ローマ人の物語Ⅳ ユリウス・カエサル ルビコン以前」 と 「ローマ人の物Ⅴ ユリウス・カエサル ルビコン以後」 です。 まさにこのⅣ巻とⅤ巻は世界史の英雄ユリウス・カエサルの勇躍欣喜、血沸き肉躍る英雄