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書評

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読書の喜びは、他のなにものにも代えがたい魅力が有ります。そういった喜びを皆さんと共有すべく、知的刺激を受けた書、好奇心満載の書、ためになる書その他この他、わたしの狭い読書領域の中…
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2024年7月の記事一覧

『正義と腐敗と文科の時代』(貴志社)渡部昇一著 /昭和49(1974)~52(1977)年のエッセイ群の復刻版です、まさに人間学の宝庫、賢人渡部昇一の真骨頂

『正義と腐敗と文科の時代』(貴志社)渡部昇一著 現代の賢人、読書家中の読書家、、、、なんと形容したらよいのか、まったく私では表現しようがありませんが、その渡部昇一さんの昭和49(1974)~52(1977)年のエッセイ群の復刻版が出版され、一気に読み通しましたのでご紹介します。 世の中でとりわけ重要なことは、パラドックスの形で現れる 世の中でとりわけ重要なことはパラドックス(逆説)の形で現れる、ということを渡部昇一さんはエッセイや論説の中で繰り返しおっしゃられています。