「ローマ人の物語Ⅳ ユリウス・カエサル ルビコン以前」/晩成カエサルの統帥と政治(塩野七生の恋)
『ローマ人の物語』も第4巻の「ユリウス・カエサル ルビコン以前」をもって真っただ中の佳境に入ってくる感じになります。
いよいよ英雄ユリウス・カエサルの登場です。
カエサルについては、塩野七生さんはこの第4巻「ルビコン以前」と第5巻「ルビコン以後」の二巻を費やして、詳細に物語を展開しています。
第4巻は、カエサルの幼少期から少年期、青年期を過ぎ、壮年期の40歳にして起つまでと、起った後ガリア全域を完全にローマ支配下に置くまでを描いています。
幼少期、少年期そして青年期