マガジンのカバー画像

コメディー、芸能、スポーツ、映画、ドラマなどなど

55
好きなコメディー、芸能、映画、ドラマなどなど誰にもある思い入れを勝手に紹介していけたら、、、、
運営しているクリエイター

#美智子さん

「『寅さん:男はつらいよ』に関する記事を集めました」

『寅さん:男はつらいよ』(松竹映画)に関する記事(少し触れている程度も)を読者の方々の便宜のため、リスト化します。 時系列でリスト化したつもりです(が、厳密ではありません)。 1)「寅さん」世代と「逃げ恥」|りょうさん (note.com) 2)「三十五年越し エピローグ3」/『無法松の一生』至純の恋を貫き通した男の仕合せ|りょうさん (note.com) 3)「三十五年越し (本編5) 自立のいとなみと美智子さんへの恋」/遠い昔の二十代の頃、恋焦がれ続けた美しい女性、美智

「浅丘ルリ子さん、『渥美さんは寅さんと違って物静かな方でした。だけど、リリーさんには心を許してくれた感じがありました』と」

浅丘ルリ子さん、女優生活70年目 浅丘ルリ子さんが女優生活70年目ということで種々催しがありました。そのせいか、インタビュー記事もありその一つが上記のスポーツ報知の記事です。 浅丘さんは、15歳でデビューするや、文字通り日本映画全盛期の看板女優となり、石原裕次郎や小林旭の映画にはなくてはならないヒロインでした。インタビューはその思い出を語ったあと、寅さん『男はつらいよ』のはまり役リリーの話へと続きます。 『男はつらいよ』でリリーとして5度のマドンナを演じる浅丘さん 『

「BSテレ東 『男はつらいよ』第十八作『寅次郎純情詩集』」/愛・美智子さんに伝わっていたこと

「寅次郎純情詩集」マドンナ京マチ子 プチマドンナとして檀ふみが登場しています。冒頭満男の小学校の先生として登場し、例によって寅さんは恋をするのですが、それは前段に置かれています。 再度”とらや”に帰ってきた寅の前に現れたのは、檀ふみ扮する先生の母親、京マチ子。たしかに往年の名女優はアップに耐えてとても美しい。 寅でなくとも、独身とわかれば同年代の男は誰しも恋をするに違いありません。 名家の気品ある美しさ 名家の女性を演じる京マチ子の気品は、まさに名女優。 娘の檀ふみはさ

「三十五年越し エピローグ8」/『バラ色の人生』『聖者の行進』(ルイアームストロング)と焦がれて実らぬ恋

志ん生の落語とともにあの頃子守唄代わりに聞いて寝たのが、サッチモ、ルイアームストロングです。ことに『バラ色の人生』を聴くといつどんな時でも、哀しく切ない恋心が癒され深い喜びで満たされる。 トランペットの独奏は、すさび泣くという言葉はこういうことを言うんだなあ、としみじみ心がささやく。一見、忘我の喜びを謳うようなこの曲の中に深く悲しい慟哭を聴いてしまうのは私だけだろうか。 オリジンを同じうするエディットピアフの『愛の賛歌』が最愛の恋人の死という絶望から生まれたように、エディ

「三十五年越し エピローグ5」/『男はつらいよ』 リリー三部作:寅のアリア=リリーへの至純の恋に重ねて、、、

 「(5) 自立のいとなみと美智子さんへの恋」 の中で、記しました芸や作品の第二弾です。 (「三十五年越し」や「雨と水玉」については上記記事全リストをご覧ください)  昭和六十二年、あのデートの失敗で破れた恋心を優しく包んでくれた作品に、大好きな『男はつらいよ』リリー三部作が有ります。  あの昭和六十二年、六十三年とで何回繰り返し繰り返し見たことでしょうか。 1)第一作『寅次郎忘れな草』/寅と同じ渡世に生きるマドンナ、リリーを迎えてシリーズは最高潮に達します。 お互

「三十五年越し エピローグ4」/『雨に唄えば』と水玉の意味に気付いて変わった心の景色

『雨に唄えば』は本篇で記したが不足があるので付け加えさせていただく。 ・『Singin in The Rain/雨に唄えば』 最も愛されてきたミュージカル映画、スタンリードーネン、ジーンケリーの共作でありマスターピース(傑作)、ハリウッドミュージカルの最高峰(1952年)。昭和60年夏、大阪梅田御堂筋沿いの映画館のリバイバル上映が出会いの場となった。 その時は23歳で、俊敏さや筋力、心肺の持久力などはち切れるほどの運動神経の塊だったころの私は、冒頭から流れるジーンケリーと