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コメディー、芸能、スポーツ、映画、ドラマなどなど

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好きなコメディー、芸能、映画、ドラマなどなど誰にもある思い入れを勝手に紹介していけたら、、、、
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#美空ひばり

「『寅さん:男はつらいよ』に関する記事を集めました」

『寅さん:男はつらいよ』(松竹映画)に関する記事(少し触れている程度も)を読者の方々の便宜のため、リスト化します。 時系列でリスト化したつもりです(が、厳密ではありません)。 1)「寅さん」世代と「逃げ恥」|りょうさん (note.com) 2)「三十五年越し エピローグ3」/『無法松の一生』至純の恋を貫き通した男の仕合せ|りょうさん (note.com) 3)「三十五年越し (本編5) 自立のいとなみと美智子さんへの恋」/遠い昔の二十代の頃、恋焦がれ続けた美しい女性、美智

「美空ひばりは、死の直前まで超絶のまま逝った」

正直、今(2023年)還暦世代(1960辺生まれ)の我々の世代とて美空ひばりの世代ではない。 しかし、美空ひばりの短い晩年に行を共にしたという微かな実感はある。彼女は逝ったのは平成元(1989)年六月のことだ。 その時私は27歳だった。 いつか美空ひばりの「柔」について記したことがある。 詳しくは記事を読んでいただきたいが、「柔」がレコード大賞を受賞したリアルタイムでは私は4歳だが、その後も謳われ続けているので記憶にはあった。 しかし、その良さがわかったのは美空ひばりの死

「都はるみ」/頂点を極めたがゆえの過大な精神的負荷

 都はるみの最近の消息には人生というものを考えさせられるものがある。ご存じの方もおられるように俳優の矢崎某と東北を放浪しているような消息をかなり前に聞いており、今もそれは変わらないのだろうと思う。  もちろん、その良否を述べようなどと大それたことは考えていない。それは都はるみと矢崎滋の二人が自分たち自身で決めることであり他人がとやかく言うことではない。  都はるみの唄が円熟を極めたのは、昭和55年(1980年)の「大阪しぐれ」であったと言って過言ではない。その後、普通のおば

「美空ひばりの”柔”」/日本人として俺たちはこういう生き方をしてきたしこれからもこう生きていくんだ、と励まし続けてくれる唄

 美空ひばりに”柔”という唄がある。昭和39年発売で昭和40年にレコード大賞を受賞しているが、youtubeなどで手軽に聴けるようになり本当に喜ばしく、今もその唄声に対する嘉賞は多い。素晴らしい歌謡曲だと思う。  作詞は関沢新一で七、八分で止めて余韻を醸しながら結論にもっていく美しい韻律を持ち、それに歩調ぴったりにひばりの歌唱力を存分に引き出す古賀政男の至高のメロディーが寄り添い、そして何はなくとも美空ひばりの歌唱。それは、美空ひばりの最高峰であるとともに、日本歌謡史の最高