#エマニュエルトッド
「デフレ低金利からインフレ高金利へ時代転換 『人口大逆転 高齢化、インフレの再来、不平等の縮小』(日本経済新聞出版)チャールズ・グッドハート&マノジ・プラダン」
下記の先行記事中に、 『人口大逆転 高齢化、インフレの再来、不平等の縮小』(日本経済新聞出版)チャールズ・グッドハート&マノジ・プラダン について、読後記事にすると記しました。 かなり重厚な内容でしたので読むのにしばし時間を要しましたが、これまで昨年から本コラムで繰り返し述べてきたデフレからインフレへのパラダイム転換について、理論的背景がはっきりと浮かび上がってきた思いです。 日本の低落と世界の労働年齢人口 この本の中では、日本の失われた30年について、明確に記述して
「法然、親鸞と西欧近代、宗教改革との類似性に関すること」/エマニュエルトッドも法然親鸞とルターの共通性について記載していた
私の定年講演録の中で、西欧近代に対する考え方について一貫して論じてきました。 その中で、日本が東洋の国としていち早く近代化を成し遂げたことに対する理由として、法然親鸞の鎌倉仏教がキリスト教における宗教改革との類似性を挙げさせてもらいました。 実際に、その近代性は法然親鸞の教えの中に感じられたのでそう論じたのですが、以前に書評で取り上げたエマニュエルトッドの『老人支配国家 日本の危機』で彼がそれについて記している箇所があり、まさに同感と膝を打つ思いがしました。 私が法然親鸞