「日露戦争旅順攻防戦/司馬遼太郎史観に騙されないで」
この8月で、日露戦争の旅順攻防戦(1904年:明治37年8月~1905年:明治38年1月)開戦から118年を迎えます。司馬遼太郎の「坂の上の雲」は小説として書かれたと言え、史実に厳密ではありません。特に乃木希典大将の記述に関しては酷い偏見が見られ、「坂の上の雲」後の昭和年代は一時乃木大将愚将論が闊歩しました。
その後、多くの歴史家の努力により、乃木愚将論の呪縛が説かれてはきましたが、改めて乃木大将の日露戦争における位置づけを私なりにまとめておきたいと思います。
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