母子家庭で育った僕が言われた納得いってない言葉

この記事について予め注意点。
本記事はシングルマザーに対する攻撃ではないと言う事。ここだけは理解してほしい。
ごちゃごちゃ書いてもややこしいので前書きはこんだけ。

母から離婚すると伝えられたのは14歳の頃だった。理由は伝えられなかった。パパいなくなるけどごめんね、とだけ伝えられた。
まぁまぁ混乱したけども、中学の友達にも母子家庭の奴がいたし、ありふれた事だとその時は納得した。
その数日後、幼い頃から家族ぐるみで付き合いがあった友達の母から僕に
「お母さん大変だから、助けてあげてね。」といわれた。
また別の日、婆さんからも
「お母さん助けてね、仲良くね!」って言われた。
もう早速文句言うけどこれ本当に意味がわからないし、今でも納得いってない。
大変なのはわかる。分かるし、恐らくそこで
「お母さんを僕が支えなきゃ!」と思うのが世間的に正しいのもわかる。
でも子供だからと対して何も告げられず、いつのまにか父親はいなくなり、その上対した力も能力もないのに赤の他人に「息子なんだから助けてあげてね」と期待される。
まるで一生懸命勉強し、いい会社に入り、金銭的援助をし、心の支えになってやれ、と言われてるかのように。
この言葉が、今も呪いのように頭に纏わりつく。
今更言っても書いても仕方ない事なんだけども。
もし身近に似たような子供がいて、似たような言葉をかけようとしてるなら一度立ち止まってほしい。
父親の存在や家庭の財力その他もろもろのカードを失った力のない子供にプレッシャーをかけるのはやめてあげてほしい。
僕は今でも何をするにしても「母親の迷惑になるからダメ」という思考がでてくる。
そして同じような境遇の若者に一言、
君の人生は君のものだよ
と言う事を伝えたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?