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知らないあの娘の知ってる声

団子っ鼻のブサイクで、 髭が濃くて毛穴のかっ開いた 浅黒い肌で歯抜けの俺。 そんなんなものでもうとっくに終わった世界。 まだ死んでないだけ。 そんなフケの存在はいいとして、この世界には有難いお日様がまたあがる。 京都で銀行員をやっている色白で細身の彼女は、6時半に起きてシャワーをサッと浴びてお化粧を始めるだろう。 太陽と 月と 酸素と 水と 最終兵器彼女を読んで泣いて、そして綺麗になっていく少女と 最終兵器彼女を読んで泣いて、浮浪者よろしく薄汚くなっていく少年

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