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UFOバルーン

 別記事のシャチバルーンもそうですが,ソーラーバルーンは科学クラブの担当になったり,4年生担任になったりすると取り組んできました。
 科学クラブ担当であれば,クラブの時間だけしか活動時間はないので,テトラパック型のような簡単なものに取り組みますが,4年生担任になると,理科の学習と合わせ,学活でどんなバルーンを作りたいか話し合うなど,教科横断的に取り組んできました。
 このUFOバルーンもそうです。子どもたちが作りたいものについて話し合って,「UFOがいい」と話し合って決まり,いわゆるアダムスキー型に似せて作ったものです。
 実は,ソーラーバルーンは送風口(中に空気を送り込むため,ソーラーバルーンには必ず付けます)から中に入ることもできます。シャチバルーンの時も,このUFOバルーンの時も,子どもたちも中に入りました。バルーンの中は,外から見るのと違って,黒いビニールも少し光を通して意外と明るさがあり,異空間を楽しめるのです。特にUFOバルーンは中央がドーム形状なので特別な部屋感もあって,子どもたちは大喜びしていました。
 幼稚園も併設され,交流もよくしていたので,幼稚園の子どもたちにも入ってもらいました。もちろん,幼稚園の子どもたちも大喜び。中を走り回っていました。
 出てきた幼稚園児がしていた会話を幼稚園の先生が教えてくれました。
「おもしろかったね。」
「でも,(UFOなのに)飛ばなかったね。」
「なぜだろうね。」
「うーん…」
「あ,わかった!」
「なに?」
「操縦するもの(操縦桿)がなかった。操縦するものがあったら飛んだよ。」
「そうか,そうじゅうするものがなかったせいか。」
「そうだよ。今度はつけてもらおう。」
 なんて,かわいい…。残念ながら操縦桿をつけても飛ばないんだけどね。
 そんなエピソードもあるUFOバルーンですが,この中央のドーム形状が別の実践につながります。その実践は,また別記事で…。

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