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安定志向の私が一歩踏み出せたヘタレな理由

「あれ?始めない理由ないじゃん…。」
安定志向の私が一歩踏み出せたのは、こんなヘタレな理由でした。

自分の市場価値を知る

しばらく前から「転職したいなー」と思って、Wantedlyに登録して軽く転職活動を始めていました。希望条件はこんな感じ。

・フルリモート勤務
・子育てに関わる業種
・自社サービスを改善できる仕事

求人情報を見ると、私にはないスキルが必須条件になっているものが多く目に留まります。「10年超勤めてるのに、スキルらしいスキルないじゃん…」と愕然としました。
現職が「営業企画・事務」という括りのため、スカウトメールも同じような職種ばかり。「お前の市場価値はこんなもんだ」と言われているようでため息が出ました。

そんなとき、「こういうキャリアスクールもあるみたいよ」と旦那さんからSHElikesを紹介されました。
ホームページを見てみると、女性向けキャリアスクールと書いてある。求人情報に載っていた必須スキルの講座がたくさんあるらしい。新しいスキルを身につけて、キャリアチェンジした卒業生の実例もたくさん。中には子持ちのママさんも。「今から学ぶっていう選択肢もアリなんだ」と無料体験レッスンを申し込みました。

キャリアチェンジの裏側

レッスンはzoomで開催されました。受講コースの案内やプチワークを経て、最後の個別相談タイムに。ブレイクアウトルームで担当者と1対1で話せる時間です。(記憶がおぼろげですが)担当の方は1年半前に受講を始め、その後キャリアチェンジされた方でした。

担当さんのキャリアチェンジのお話を聞きながら考えていたのは、「20代独身か…そりゃあ自由だもんねー」でした。(今思うと失礼)

私は30代1児の母。独身の頃と比べて仕事以外の自分時間はなかなか取れない。というか、「子どもと向き合う時間が第一優先!自分のことは後回し!」と決め、自分自身を諦めさせていました。だから「自由な時間がたくさんある人は成功するよねぇ」とひねくれたことを考えていました。

終盤に差し掛かった頃に直球の質問を投げてみた。「ぶっちゃけSHElikes入ってみてどうでした?」すると、「正直…最初の3ヶ月くらいは何も勉強せず、無駄にお金払ってました!」と意外な返答が。

担当さん曰く、元々広告系のお仕事をされていて、夜遅くまで残業当たり前!な働き方をしていたそう。そのため、入会したものの余裕がなく、勉強する気が起きなかったのだとか。「キャリアチェンジに成功した人も、最初から全力で努力できてたわけじゃないのか」と親近感が湧きました。

SHElikes始める?やめとく?

最後は料金の話に。提示された入会金は、私にとって安い金額ではありませんでした。「やっぱりこの手の料金は高いなぁ…出すかどうかで本気度がわかるんだろうけど。」
熱心に受講コースについて話す担当さんを見ながら、「1回家族と相談する、って言ってこの場は切り上げようかなー」と考えていた私。そこでハッと思い出しました。

ある日、旦那さんがこんな提案をしてきたんです。

「この口座に入ってるお金は好きなように使っていいよ。欲しいものを買ってもいいし、何か新しいことを始めたいときの資金にしてもいいし。僕もこれまで色々とお金を使わせてもらったから。」

「そうだ、私使えるお金があるんだった…。」
いつもの断り文句を出す気満々だったので、内心動揺する私。そして始まる脳内計算。

遅くとも子どもが小学校に上がるまでには在宅の仕事をしたい
  ↓
今の仕事はリモートワークできない
  ↓
転職必須
  ↓
でもスキルが足りない
  ↓
新しいスキルを身につける勉強が必要
  ↓
SHElikesなら勉強できる
  ↓
始めるための資金がある
  ↓
勉強する時間は旦那さんに協力してもらって確保できる
  ↓
【結論】
SHElikesを始めない理由なし
(ちゅどーん)

このときの私の心の声。
「あれ?始めない理由ないじゃん…。」

決断のとき

「申し込みます。」突然そう答えた私に、担当さんはちょっとびっくりしていました。
自由に使える資金がなかったら、旦那さんに協力してもらえるかどうかわからなかったら、私は決断を先延ばしにしていました。このとき決断できたのは、先延ばしにする理由がなかったから。

安定志向でビビりな私だからこそ生まれた決断プロセス。ヘタレだけどこんな方法もあるのか、と自分でもびっくりした出来事でした。
今度「一歩踏み出したいけど、●●が理由でできない…」と思うときがやってきたら、まずはその理由をつぶすことから始める。忘れるなよ!未来の私!

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