「ニャ~」「なんだ、ドラッグ中毒か」
・洋食屋さんで白身魚のフライを食べた。
白身魚のフライは洋食なのか? フライがカタカナということは洋食なのだろうか。白身魚は養殖なのか? 食べたけれど、種類も分からない。
気合の入った洋食屋さんで、フライがサクザクに揚げられていた。
魚もフカフカ。サメじゃないのは確かだけれど。
マヨネーズを加工してオレンジ色にしたソースがかかっていた。ソースに味が征服されることはないけれど、間違いなく美味しくなっていて、きれいな味のバランスがあった。
また食べたい。
・人と連絡するのは難しい。特に年上の人とは。
映画とか漫画とかが好きな人と少し仲良くなれた。昨日「漫画とか読む?」とラインがきた。僕はもっと仲良くなろうと頑張って最近買った漫画のタイトルをつらつら書きならべたけれど、かえってきた返信を見るに、あまり響いていないようだった。
考えてみれば簡単なことで、あの人と仲良くなったのは実際に会話をした言葉足らずな僕で、ラインをちょっと頑張ってみる僕ではない。
でも、ちょっと頑張ってテキストを考えちゃうのも僕なんだと思うと、やはり普段から長文を喋っておかないといけないと思う。
・昨日オススメされた『THE BATMAN』を観ている。
バットマン、警察のなかにバットマン後処理係がないと説明つかないくらい現場をめちゃくちゃにしてその場を去る。けれど、だからこそ、ダークヒーローの良さは、自分の正義だけを徹底的に執行できることなのだと気づいた。
いや、それだとヒーローにも当てはまる。
では、ダークヒーローの良さは、自らの望む結果に他を顧みず最短で向かうこと。となる。
それは敵の行動と全く変わらない。その危うさ、アンバランスさが恐ろしくなる。
ダークヒーローではないときの”人間”として、ブルースウェインがいる。2つは明確に違う存在として、2つの面から物語を進めている。バットマンは暴力装置として、ブルースウェインはウェイン家の人間として。
素晴らしい瞬間は、バットマンのマスクを被っていながら、ブルースウェインの顔をしているときだ。感情を持った暴力装置は美しい。
・バットマンの戦闘を観ているとヒヤヒヤする。銃弾の雨を浴びても大丈夫な装甲を持っているのは十分わかったけれど、口周りの防御力が明らかに低いから。
・映画内のセリフに「なんだ、ドラッグ中毒か」というものがあって、おもしろかった。
・映画には、男女が向かい合って、片方がもう片方の頬をしっとり撫でたりするシーンがある。あのとき、登場人物たちはうっとりした顔をしていたりするけれど、普通に息とか臭くないのかなと疑ってしまう自分がいる。
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