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5年前に買ったセレロンPC(EeeBook E202SA)にChromeOSをインストールしてみた。

5年ほど前に購入したが動作が緩慢かつ液晶が貧素であまり使いみちのないE202SAに、ChromeOSをインストールしてChromebookにしてみた。
あまりいないと思うがE202SAをChromebook化する人の参考になればというのと、自分自身の忘備録として書いておく。
なお、この文章はChromebook化したE202SAを使い書いている。


1.Chromebook化は簡単!(一部引っかかる箇所あり)

ChromeOSのインストールに関してはPC-FREEDOMさんの記事を参考にした。

この記事に書いてある内容でほぼ問題ない。
変更点はリカバリーイメージのバージョンくらいだろうか。
E202SAは記事にあるInspiron 14-3453と同じCPU(N3050)を積んでいるので記事同様「rammus」をインストールした。
ボクの場合、HDDをSSDに換装していたので、シェルスクリプトも書き換える必要がなかった。

なお、一点だけ引っかかった点がある。
Linux MintをインストールしたUSBメモリを刺す位置」だ。
E202SAには、USB-Aポートが3.0と2.0の2つある。
当初転送速度の速い3.0の方にUSBメモリを挿してインストールを試みたところ、「unable to find a medium containing a live file system」というメッセージが出てしまいLinux Mint自体が起動しなかった。

ムムム… それではと他のPCにそのUSBメモリーを挿してみたところ問題なくLinux Mintが起動した。つまり、USBメモリーやプログラム自体に問題はない。
そこでいろいろ調べた結果「USBメモリからのOS起動には、USB3.0よりUSB2.0の方がいい」という記述をどこかで見つけ、物は試しとUSB2.0にUSBメモリーを挿してみたところ、それまで引っかかっていたのが冗談だったかのように問題なく起動した。(これに気づくまで2日くらいかかってしまった)

なので、インストール時、「USBメモリはUSB2.0のポートに挿しましょう



2.Geekbench 5で計測した結果、数年前のスマホより非力

ChromeOSをインストールして最初にやったのがGeekbench 5を使ってのベンチマークの計測。
我が家での計測は、Single-Core Score 200、Multi-Core Score 400といったところ。

Geekbenchのサイトに載っている数値より多少高く出ているのはChromeOSが軽いというこのなのかな?(あてずっぽう)

なおSingle-Core Score 200、Multi-Core Score 400という数値はiPhone 5s(2013年発売)より低速…。このPCを購入時(2015年)時点で、それより2年前に出ていたiPhone 5sより劣っていたなんて。


3.動作に関して、ブラウジングは意外とヌルヌル

ベンチマークの結果からもわかるとおりCPUは非力だが、Chromeを使ってのブラウジング自体は意外とヌルヌル動く。これはChromeOSによるものかSSDの恩恵なのかは知らない。

また、Snapseedを使って写真を少しいじってみたが、簡単な露出補正などは待ち時間なしで変更できた。とはいえ、E202SA自体液晶が残念なので画像補正などやる気にはならない。

Amazonプライムビデオは、ブラウザーでの再生、アプリでの再生、どちらも可能だ。が、アプリで映像をダウンロードしたものは、再生時時々映像がもたつく場合がある。なぜかストリーミング再生の方がスムーズだ。
個人的には、AmazonプライムやNetflixのアプリに「映像をダウンロードしておき、後ほどHDMI出力でテレビに出力」というのをやりたかったのだが、アプリからの映像再生の場合、外部出力すると映像が映らない。ブラウザーでストリーミング再生する場合は外部出力も問題ない。


4.Wi-Fiの動作が少し不安定

これは書いたまんま。電波の掴みが悪い。
2.4GHzも5GHzも拾うことは拾うが、少々掴みが悪い。なんなら時々接続が切れてしまう。
近くにある他の機器では問題なく接続されているし、Wi-Fi電波を計測するアプリを使って電波状況を調べてみても問題ない数値が出ている。

Windowsで使っている時は電波の掴みはそんなに気にならなかったが、ドライバーがあっていないのかもしれない。

※スリープ後、WiFiを掴まなくなる。SSIDは見えるが接続できない。再起動すればなおるが、少し不便。


5.Bluetoothの動作もあまり良くない

Wi-Fiと同様Bluetoothの掴みもあまり良くない。
Bluetoothオーディオを使って音楽を再生しようとすると、ブチブチ音が切れてしまう。これは負荷の問題か、あるいは電波の問題なのか、今のところわからないが音楽再生機として使うにはちょっと厳しいかも…

のちほどUSBオーディオとして使えるのかも調べてみようと思う。


6.文字入力はもたつきもなく問題ない

このエントリーは実のところ、文字入力の状況確認を兼ねているのだが、ここまで入力して文字入力に関しては全く問題ない。意外と使える!


7.HDMI端子は使える(一部使えない) 

「動作に関して」のところに少し書いたがHDMI出力は使える。外部出力なら4K(30fps)の出力も可能だ。

映像アプリからの出力に関してはサブスク系の映像はNG。YouTubeなんかは問題なく再生できる。


8.バッテリーの持ち時間は8時間程度

バッテリーの持ちはバックライトの輝度やどんな負荷をかけるかによるだろうが、輝度を中間点に設定した状態でブラウジングや文字を打つ程度なら8時間程度は持ちそうな数値が出ている。

小型で軽いしブラウジング&ワープロのような使い方なら使いやすいかな。時々YouTubeやサブスク系の映像を見たりもできるし。


ひとまずこんなところだろうか。
ざっと書いてしまったので今後も使っていて気づいた点を更新しようと思う。
そんなに需要のある記事とは思えないがww
まぁ忘備録なので。

この記事で一番伝えたいのは「ChromeOSインストール時のUSBメモリを挿す位置」かな。ボク自身が挿す位置によってはエラーが出るとは思ってもみなかったので。

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