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🇲🇽メキシコTemazcal(テマスカル)編

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2024年1月に新婚旅行を兼ねてメキシコを旅したときの、プレヒスパニック時代から先住民族が受け継いできた蒸気浴文化テマスカルの見聞&体験録です。
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#海外旅行

メキシコTemazcal旅 導入編

サウナ比較文化学旅シリーズ第3弾では、2024年1月の現地フィールドワークをもとに、中米のメキ…

メキシコTemazcal旅 準備編|情報収集&施設選びの極意

さっそくすみません。本記事からテマスカル旅で得た知見をレポートしていく予定だったのですが…

メキシコTemazcal編②浴室を司る、個性豊かな神々とシンボリズムの世界

前回の記事の最後に表明したとおり、ここから先は、民族や時代によってさまざまな流派がある(…

メキシコTemazcal編③浴室のタイプ別構造と蒸気のつくり方

今回は、テマスカル浴室の構造タイプやそれぞれの温め方・蒸気のつくり方について、写真中心で…

メキシコTemazcal編④現代のナワ族が受け継ぐテマスカル儀式の実態【前編】

テマスカル考察シリーズもいよいよ佳境。かつて中央メキシコ一帯を支配し、アステカ神話の世界…

メキシコTemazcal旅【番外編②】 大自然のエナジー漲るトラントンゴ洞窟温泉

メキシコ入浴旅の番外編第2弾は、首都メキシコシティから車で4時間ほど北上したイダルゴ州の山…

メキシコTemazcal旅【番外編③】マヤ族が崇める地底の水風呂セノーテめぐり

これが、メキシコ編のほんとの最終回。 最後は、メキシコ南東部(ユカタン半島)の地底に無数に点在する、マヤ族が雨の神の宿る泉として崇めてきた神秘的なCenote(セノーテ)の沐浴紀行です! 地盤が崩壊すると現れる、地底空間の巨大な泉セノーテとは、長年の溶食によって石灰岩の地盤下が空洞化し、その陥没穴に地下水が溜まってできた泉のこと(※つまり泉と言っても湧き水ではない)。日本の秋吉台(秋芳洞)などと同じ、カルスト地形の一種です。 カリブ海に面した常夏エリアのユカタン半島の地底