2020.04.01、日記を始める

 新しい年度に日記を始めてみることにする。世界が大変なことになっている中で、何となく新しいことをしなければという気持ちがあるのだ。ただし、三日坊主で終わるかもしれない。

 日記の他にnoteには映画考察旅行記日々の気づき的なメモ、小説のようなものを投稿していくと思う。暇なときに読んでくれると嬉しい。

 さて、今日やったことは三津田信三『首無の如き祟るもの』を読み返した(3回目)のと、開催中止となった夏コミの合同誌原稿をちょっと進めたのと、ガルパタワーバトルだ。

三津田信三

 三津田信三は僕の大好きな作家で、ホラーと推理を高度に融合させた作品を書く。この二面性を最高に発揮した作品が『首無の如き祟るもの』であると思っている。因習の残るおどろおどろしい雰囲気の村で首切り殺人が連続して起こる。しかも舞台は密室である。被害者の周辺には淡首様の祟りが付きまとっており、首無という正体不明の怪異も現れる。合理性と非合理性の融合した展開に目が離せなくなるだろう。

 氏の推理作品は傑作ぞろいのため、ぜひ読んでみてほしい。ただし、ホラー小説に関しては怖くて眠れなくなるので自己責任で。

 原稿については特に言うこともない。

ガルパタワーバトル

 ガルパタワーバトルとはエイプリルフール企画で「バンドリ!ガールズバンドパーティー」という音ゲーが限定リリースしたアプリ内アプリだ。ランダムに現れる様々な動物を崩さないように高く重ねていく「動物タワーバトル」が原作である。ガルパタワーバトルにおいて、プレイヤーにできることはキャラクターを重ねるだけであり、それ以外は何の操作もできない極めてシンプルな設計である。しかし、随所に戦略性があったり、くすっと笑える失敗があったり、タワーが高く重なっていくにつれて相手との協力意識が芽生えたりと実に面白いゲームとなっていた。

 普通は10~15段で終わるのだが、28段も重ねたりしていた。20段を超えてくると相手との協力意識が芽生え、相手が崩さないように応援したり、相手が重ねやすいように重ねたりと、さっきまで争っていたのに「より高い塔を」という共通の目的に向けてお互いが気を遣い出す。

 そこでは、言葉がなくとも行動だけでコミュニケーションが成り立っていたのである。コミュニケーションとは「相手を思いやる」ことが基本であり、それは「相手の思考を読む」ことと言い換えられる。つまり、お互いの行動だけが交互に映される「タワーバトル」は原始的かつ高度なコミュニケーションなのだった。

 ウィルスのせいでコミュニケーションに飢えているのもあったのか、楽しくて何時間もやっていた。あるいは、原稿などで頭を使う分、こういう単純さに飢えているのかもしれない。

その他

 あと、夕食に500円の牛肉を包み焼きにしてみた。月に一度の贅沢である。普段は1日300~500円程度の食費でギリギリ生きているため、出来以上に金銭の豊かな味がした。

 ここ最近はウィルスのせいで引きこもっている。とはいえ、ウィルスがなくてもカラオケとダーツと本屋にしかいかないので、一般的な人々に比べればまだ「いつも通り」かもしれない。明日はできるだけ原稿を進めようと思う。

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