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【残り9日】ハレノワへの道と思い〜天神幕劇〜Aブロック

どうも。ダンスの筋肉痛が三日目にきた自分に驚いている僕です。

まずは宣伝から。

勝手にハレノワガチ演劇祭
2023年10月8日(日)〜9日(祝)
岡山芸術創造劇場ハレノワ小劇場

出演劇団
Aブロック
EN劇集団さんたばっぐ
劇的集団転機与砲
天神幕劇

Bブロック
岡山劇団SKAT!!
C-ma.Mia/むらたまみ一人芝居
KOD

チケット(1ブロック毎)
全席指定

前売り 2,000円
当日/当日精算チケット 2,500円

チケットはこちらから

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昨日に引き続き、各団体の代表から、今作品の内容や意気込み、そしてハレノワに臨むことをインタビューしました。

五人目はこちら。

天神幕劇代表・・・え?いつの間に代表になったの?でお馴染みの片山順貴。しっかりコメントを残してくれました。

最初に言っておきます。

長いです。

団体名:天神幕劇
「秋の日はツルベ落とし」

今回この作品を選んだ理由

この作品は島根県のある気難しい男が書いた作品です。
「すべての登場人物が女性でないといけない」という相談をした際、彼は「自分は『けいおん』を見ていないからよくわからない」と言いました。
そんな彼に、「なにも女性ばかりがでる作品は『けいおん』だけではないだろう」と伝え、この作品がスタートしました。
結果、あがってきた作品に込められたものはちょっとよくわからない作品でした。
短編ということもあって余計にそうなっているのでしょうが、初見で意味がつかめないところもまあまああり、台本を読み解く作業に苦労しました。

初めて読んだ時は訳が分からず頭を抱えてしまいましたが、声に出して読んでみるとちょっとわかり、実際に舞台で形になるとさらによくわかる、そんな作品でした。
これまでいろいろしかけてきましたが、こういう天神幕劇もいいもんじゃないかな。

昨今のどんよりした世の中を見やると、物事の本質がどこかへ置き去りになり、上辺だけの言葉や、その場しのぎで取り繕った行動が溢れていると感じます。
そんな世の中に対して、どうやって立ち向かっていくか、大切なものは何なのか問いかけようとしている作品なのではないでしょうか。

言葉尻にとらわれず、心で観ていただきたい作品です。

ハレノワに望んでいること

「新しい市民会館ができるらしいぞ」
初めて聞いたのは、いつのことでしょうか?
もうだいぶ前だったと思います。
思えばここに来るまであっという間でした。
いろんなことがあったけど、すべてが良い思い出です。

天神幕劇では開館に際し2ヵ年に渡りプレ事業の市民公募プログラムに企画提案をさせていただき、最初の自主公演である『-ODORE- Re;newScoop!!(2021)』と『城下国際演劇祭2022-23(2022-2023)』をやらせていただきました。
私と天神幕劇との出会いも、このプレ事業。
大学に入って演劇を始めたばかりの自分に対し、かつての天神幕劇のお兄さん・お姉さん達はいつも熱っぽく語ってくれました。(朝6時からジョイフルに呼び出された時は閉口しました。)

ハレノワの開館というビッグイベントに際し、本当にたくさんの人と語り、つながることができました。
演劇を始めなければ、ハレノワがなければ、知り合うことができず通りすぎていた人たちも多かったに違いありません。
感謝しています。

最後に、昨年度のプレ事業で掲げたスローガンを紹介します。

「人とマチと劇場をツナグ」

今でもこの言葉は私の目標です。
いずれ原点になるでしょう。
ハレノワもいずれ老朽化し、処遇が議論される時がくるかもしれません。
その時に私が生きているかはわかりませんが、みんなに愛され、残したいと思われるような素敵な場所であってほしいと思います。

そして、その時じいさんになった私は若い人たちに伝えることでしょう。

ハレノワの開館の際、
待ち遠しく楽しみにしていた街の人たちのこと、
奮闘されたスタッフの皆さんがおられたこと、
開館したばかりのこの劇場でハレノワ演劇祭という攻めた企画を荒井良太郎のこと、
こと、
そこに素晴らしい岡山演劇界の方々と肩を並べ出たこと、
天神幕劇のお兄さん・お姉さん達が情熱を燃やしていたことを。

他の出演団体について

まずは今回、錚々たる出演団体の一角としてお誘いいただいたことに感謝しています。どの団体の皆さんもキラキラしていて、まぶしくて仕方がありません。
どこがどうまぶしいかというと、まずは目です。
その奥から見える光は、私を惹きつけてやみません。
飛んで火にいる夏のスターとは、私のことなのでしょう。
いつも客席から見ていたあの人たちとこうして肩を並べてハレノワに挑むことができるのがまるで夢のようで、早く本番が来ないかなと、指折り数えて待っています。
きっと皆さんは、時に観客を笑わせ、怒らせ、泣かせ、楽しませることに違いありません。
そんな素晴らしい人たちに負けないよう、精一杯のものを作ろうと仲間達と話し合い、時に衝突してきました。
「キャラで負けてはいけないんじゃないか」「なんの爪痕も残さず終わるつもりなのか」「天神幕劇の強みってなに?」「ここで裸になっていいのだろうか」「裸になればおそらくハレノワ第一号じゃないか」「出禁第一号は勘弁してほしい」
たくさんの価値観がぶつかりあいました。

話をもとに戻しましょう。

まとめると、私はこの企画に、皆さんと一緒に取り組めることを誇りに思います。
そして、すべての気になっている方へ、ぜひ観に来ていただきたい。
岡山のすべてではありません。
でも、岡山で今観られる素晴らしい演劇のエッセンスはここにあるでしょう。
皆さんとハレノワでお会いできることを楽しみにしています。

まあ、私出演しないのですが。


はい。お付き合いありがとうございます。
片山君とは5月に一緒に舞台をやったのですが、その時に教えたはずなんだけどなぁ引き算・・・

でもこの熱い思いは文面にもひしひし伝わってくるし、本人も人見知りなくせに夢も野望もデカいので面白いです。今回は彼の作品ではないですが、彼の作る世界観も面白いのでそちらもご注目。

今一番熱い若者達が集まる天神幕劇が、ハレノワ小劇場でどんな舞台を繰り広げるのか?ご期待ください!

天神幕劇はAブロックですよ!


昨日もさんたばっぐは稽古。
前日進まなかった4場を終わらせ、2回目の通し。
前回は37分。今回は・・・

40分

伸びとるやないかい。

そんな訳で台本カット。今日の通しの目標は35分。

それでも長いんだけどね。一歩ずつ一歩ずつ。

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