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【電波障害とチケットレスの天秤】

どうも。昨日から稽古開始しました。そのことについて書きたいのですが、まずはこちらを書いておきます。

先日起こった英雄の大規模電波障害。流石に三太郎もビビったことでしょう。障害はすぐに復旧すると安易に考えていると、今回のような不測の事態に陥った時、英雄ショップに文句を言って鬱憤を晴らす馬鹿野郎も数多く出てきます。

これは完全に他人事ではありません。

我々はスマホ依存・LINE依存・連絡依存にどっぷり使っているので、手放せないものを強制的に手放した時、何も出来なくなる恐れがあります。

それは公演日のお客様は勿論、公演スタッフも関係します。

(ジャニーズWESTのライブでは、事前にwifiがある場所でチケットを表示しておくよう情報が回っておりました。このようにwifiがあれば、ネットに繋がる障害であれば、会場にフリーwifiを用意して事態を少し緩和出来そうです。)


さんたばっぐでは、復活公演から「live-pocket」を使用してのオンラインチケット販売に移行しており、紙チケットは当日券のみの販売となっています。

この移行に関しても本当色々な決断がありましたが、一番は人数不足によるものと「当日取り置きチケットの極力撤廃」があります。兎にも角にも、当日取り置きチケットは、便利であるがゆえの諸刃の剣です。その話はまた今度。

そしてコロナ禍で普及した、お客様情報の取得です。
我々主催者側は、一度お客様情報を受け取り、万が一公演関係者、お客さまにコロナ感染者が出た場合、全員にお知らせをしなくてはなりません。その為、今ロビーではお客様が列をなし、検温・消毒・そして記入(しかもこの紙が小さいのよ)をしなくてはいけません。我々も手間ですが、お客さんも手間でしょ?

僕は自分がお客様の立場の時、ストレスがない環境での観劇が一番好きなんです。だからせめて、さんたばっぐのお客様にはストレスを与えない方法で観劇をしてほしいと思っています。だからいつ来ても安心して観られる全席指定だし、最初に記入しておけば、劇場でQRを観せるだけで座席に座れるオンラインチケットを導入しました。

また、僕の草の根運動が功を奏したのか、他の劇団でもlive-pocketを使う公演が増えています。これはさんたばっぐのお客様は勿論、一度登録すれば他の劇団の公演もログインして簡単に購入が出来るので、ここから観劇の根が広がってくれると嬉しいです。


では、まずこのような通信障害が起こった場合、我々はどうすればいいのか?答えは簡単です。

通信障害が起こる前に対応する

アホな事言っていると思いますが、本当にこれが一番です。
以前天神山で行った「劇場避難訓練」でも言ってましたが、普段からの対策が緊急時に役に立つのです。

では、通信障害が起こる前に何を対応しなければいけないか?

それは同じことを何度も何度も、あの手この手でお知らせする。

例えばチケットの買い方は勿論ですが、そのチケットの表示方法や、劇場でどの画面を出せばいいのか?念のためのスクリーンショットのお願い。

チケットだけでなく、初めて会場に行く方が、当日マップが開けなくなった時のための、劇場までの案内(道順だけでなく、最寄りのお店やスポットがあればわかりやすい)

そして、非常時の連絡先の明記と、wifiを繋げれば見える箇所での情報提示場所の確保などなど。

あげればキリがないですが、出来ることは一杯あります。

そして、スタッフは必ずパソコンだけで管理するのでなく、厳重に注意しながら紙でも受付出来るよう準備し、不足の事態に慌てることなく対応する練習が必要です。(準備は誰でも出来るけど、いざ当日そうなると確実にテンパる。それはもう実証済み)

我々のような小劇団なら可能です。流石に1,000人超えるともっと考えないといけないかも。


いざこのような状況に陥った時、我々もお客様も不安だと思います。

でも「大丈夫。安心してお越しください。どんな状況でも、あなたをお待ちしていますよ」とど〜んと構えておくこと。

そしてそんな劇団であること。場所であること。

それを知って貰うために、僕はくだらないnoteも書くし、劇団員にもSNSを活用してもらっています。

いいかい?最近丸くなった(主にお腹が)おじさんは一度しか言わないよ?

RTだけと、それにちょろっとコメントしてるの、宣伝って言わねえからな?
表現者なら、SNSでも表現しろよ。

なんてな。

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