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書く目的

なぜ、書き始めたか?

昨年より、こういうnoteなど、書く機会を意識的に増やしてきた感がある。
もちろん、会社では企画書や報告書を書いたりのドキュメンテーションが必要な場面は割と日常茶飯事にぶち当たる。
でも、やはり取り掛かる前にはうまく書けるのか、伝わるのか、の心のハードルがあるのは否めないし、仕事だからとグッと堪えて取り掛かることの方が多い。
あぁ、書くのって、人に伝えるのって、なんでこんなに辛いんだろう?
書いたものを人に指摘されるのもだし、話してみて、全く相手に伝わっていなかった、おかしな伝わり方をしてしまったというのもつらみ。
おそらく、そんな思いをしているのは私だけではないはずだ。

ライティングゼミに通う


なんで辛いんだろう?自分は書くということにどうも特別なコンプレックスを持っているのではなかろうか?
それなら、書き方を習ってみるのはどうだろうか?
世の中にはたくさんのプロがいて、講座がある。
じゃあ、コンプレックスや苦手意識を解消するには、習ってみましょうか、ということで、ライティング・ゼミへ早速申し込んでみた。
少しでも、苦手意識、こんぷれっくすを解消できるように。書くことに少しでも幸せを感じられますように。
以前お仕事関係で知り合った方が学んでいたという、天狼院書店さんの広告がFacebookで流れてきたので、この機会に申し込んでみた。


始めてみたら、週1回の記事の投稿が宿題として出された。講座は2週に1回で、テクニック的なものをちゃんと教えてもらえて毎回興味深い。
週1回の投稿も、書く習慣を持つことが新鮮で、自分が当初思っていたよりも楽しく書けている時間がある。
もちろん全ての投稿が合格ラインに達するわけでもなく、ルール違反を
やったり、レベルが達成していなかったりで合格点(サイトに掲載)に至らないことも多々あった。
ここまで毎回原稿を落とさずに書けており、継続しているということは少し自信につながっている。
何より、人に読まれる文章とは、ということが学べるのはとても貴重な機会だ。

改めて、書く目的とは?

4月から始めて約2ヶ月。毎回諦めずになんとか投稿を続けられている。折り返し地点へ来ている。
ここに来て、「自分はなぜ書くのだろう?」ということを考え始めた。
そう言えば受講動機は、「何主張したいかわかんない」と言われたことが悔しくて、人に伝わる文章を書けるようになりたい、という思いであった。
果たして、自分に主張したいこと、伝えたいことがあったのだろうか?
というそもそもの・・・という問いが突きつけられてしまった。
なんでこんなことが起きたかというと、この講座を受講する前に購入したがが積読になっていた本を読んだからである。

かのフミコフミオ氏は、はてなブログで圧倒的な読者がおり、私もときどき拝読させていただいている。会社員として書かれたリアルな描写は本当に、声にならない声が出てくる場面も多く、彼の幸せな会社員生活を願わずにはいられない。もちろん日常生活でこのようなネタを集められる彼の観察眼というのも感心せざるを得ない。
そして、この本は彼がなぜ文章を書くのか、ということがつらつらと述べられている本であった。

フミオ氏は本の中で、文章を書くのは「自分の頭の中を整理するためだ」というふうに述べていた。

この本を読んで、私は何のために文章を書きたいのだろう、書いているのだろうという問いが突きつけられてしまった。
「カッコ悪い思いをしたくない」
もしかして、これだけだったのじゃなかろうか。
じぶんが空っぽだと思われたくない、だけだったのかな。

大体いつも自分の発言に魂がこもる場面もさほど多くもなく、論理的に組み立てられているかどうかも検証する間もなく、口から出てしまうこともおおい。

ライティングゼミに通ってはいるものの、どうもまだその手前を育てないくてはならないのかな。伝えたい思い。

書くことは、楽しい。この時間の過ごし方は悪くない。
本当に心からそう思う。そう感じたのは週1回の宿題のおかげだと言える。

伝えたいことがないからと言っても、思うこと、感じることは間違いなくあって、普段からそれは鍛えないといけないのかな、とも思う。
いつか、本当に伝えたいことがあるときに備えて。

書く動機、目的は人それぞれ、場面それぞれ。
自分の頭を整理することもあるし、
なんだか心が動いた時のショットを自分のために書き留めたい時もあるし、
それこそ、世の中に自分の考え、物語を伝えたい、ということもあるんだろう。
今は、そんなに目的をきっちり定めてなくてもいいかも。
そして、どんな場面が来ても、書くという時間は楽しいということを知った自分がいる。
どんな機会が訪れても、「書く」ということ、この時間を楽しもうと思ったこの頃であった。


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