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デザイナーでいる理由


読んだ本の感想を書いてみませんか?とnoteにおすすめされたので、近々やってみたいと思います。と、その前にタイトルの件。

いざnoteを始めてみようと思っても、書きたいことがありすぎるのか、とっかかりの文章が 頭に次々浮かんでは消え、浮かんでは消え、を繰り返した毎日でした。しばらくプロフィールのような記事が続きそうですが、懲りずにお付き合いいただけると嬉しいです。

「デザイナーでいる理由」なんて大げさなタイトルを付けました。

以下はわたしの場合なので、世間知らずな部分も多々あると思います。個人の差が大きく出るのもデザイナー。。。!と思ってお納めいただければ幸いです。

わたしはグラフィックデザインを主にやっているデザイナーですが、いまだに 「グラフィックデザイナーって何する人?」と聞かれます。あと、「アパレル?」と聞かれます。グラフィックデザインって とても間口が広くて曖昧なものだなと思います。「この世の中の全てのものはデザインされている」という言葉然り、 今世の中に存在している製品すべてにグラフィックデザイナーは関われると思っています。

今、一言で言うなら、デザイナーは

「整える人」

です。そして伝えやすくする。

たくさんの人に伝えるために、情報を整理し、整えてパブリッシュする。    見た目が混雑していてもシンプルでも、誰かに響いて伝わることを手伝う、   そんな仕事がデザインの仕事なのではないかと思います。

わたしがデザイナーになった理由は割と混み合っていて、デザインが好きでしょうがない!世の中をデザインでもっと心地よくしたい!みたいな大きな野望はありませんでした。ただ、コンピューターさえあれば世界中どこにいても仕事ができる!と思ったのが一番の理由です。紙を扱う以上、それはなかなか難しいと分かるのですが、それはしばらく先の話。

2020年、コロナの蔓延とインターネット普及のおかげで、「ネットにつながる ガジェットさえあれば、居場所は関係ない」というのが、より強い現実味を帯びてきました。 

情報を得るのに紙が必要なくなっている。サステナブルの観点から見てもペーパーレスが好ましい。紙や印刷が大好きなわたしとしては寂しくもありますが、その影で印刷業界の技術の進歩もめざましく、どちらの目線も大事にデザインを続けていきたいと思っています。

デザインは一生、とプロフィール記事でお伝えしましたが、デザインのみならず、デザインを可視化する技術やメディアについての知識が豊富にあればあるほど、 伝えるべき場所に伝わりやすくなります。

そして個人的には、その中に「美しさ」を常に潜ませておきたい。

デザイナーって、とてもチャレンジングでおもしろい仕事だと思います。    たくさんの人が関わって一つの仕事が成り立つのも興味深い。わたしは小さな事務所でこつこつとやってきたので、何人もの人が関わっててんやわんやになる仕事は経験ないのですが、アートディレクターやクリエイティブディレクター、フォトグラファー、コピーライター、PR、マーケティング、モデル、メイク、スタイリスト...関わる人はどんどん増えます。もちろんいざこざも増えると思うのですが笑、みんなが一つの目標に向かってエネルギーを発揮したときの、あのキラキラした パワー、「絶対に良いものができてしまう!」というあのパワーは、      何にも変え難い、最高の一瞬だと思います。

その後、その良いものを良いものとしてキープ、もしくはそれ以上のものにする、という大きなプレッシャーもついてくるのですが。笑

デザイナーでいる理由、つらつらと要点なくお伝えしました。         わたしにとっての天職。

世界中どこにいても仕事ができる。                     自分の知識を常にアップデートする必要がある。               自分が納得するデザインを習得するには一生かかる。             たくさんの人が関わって一つの仕事を達成し、問題もあるかもしれないけれど、 良いものができると確信したときの高揚感。                 良いものができた時の達成感。クライアントもカスタマーも満足してくれる喜び。その後の貢献。終わりなき旅。

きっとまだまだ理由はあるんだろうと思うのですが、「仕事は楽しくやるんだ!」と豪語し、自由を与えてくれる社長に感謝しつつ、(フリーランスしつつ会社にも所属しています。)これからもデザイナーとして研鑽に励みます!

元々は写真が好きで、少しでも写真に関わる仕事がしたいと探したのが始まりでもありました。今でも写真は好き。

NYといえば、のおもちゃやさんの羊。の鼻血。

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今年はお花見できるかしら。いつかの自由学園明日館の桜。いい建物に訪れると、じんわりしあわせになります。みなさま良い夜を。

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