介護のポテンシャル 第1回 「介護士の心構え」
みなさんこんにちは!
社会福祉法人サンシャイン企画室の藤田です。
今回は「わたしと介護」「介護保険物語」に続きますサンシャインからの新しい企画物、「介護のポテンシャル」の第1回をお届けしたいと思います。
この「介護のポテンシャル」の企画意図を説明させていただくと、わたしたちが日頃胸に抱いている「介護ってこんなに素晴らしい!」という介護に対する思いを広くアピールしていきたい!ということです。
その記念すべき第1回は、この春サンシャインで行われました、新卒入職者に対する「新人研修」の中から、「介護保険物語」でおなじみのわれらが森藤部長による新人介護士へ向けた熱い思いの滾りに滾ったお話をまとめたものをお届けします。
では早速まいりましょう!
介護士の心構え ~新人研修において~
2021年4月1日(木) 16:00~
特別養護老人ホームサンシャイン南蟹屋 事業担当部長:森藤新
テーマ:『特別養護老人ホームで介護士として働くということ』
■前口上~「介護士」とはなにをする職業だろう?~
みなさん、こんにちは。
みなさんは今春、介護の専門学校を卒業され、今日から特別養護老人ホームサンシャイン南蟹屋で介護士として働かれようとしています。ようこそ、いらっしゃいました。
そこでその初日にあたり、こうして研修を受けておられるわけですが、ひとつお伺いしたい。
そもそも「介護士」とはなにをする職業なのでしょうか?
例えば営業マン。営業マンとはなにをする職業なのか、これはスッとイメージできるのじゃないでしょうか。地道な努力を積み重ねて何かを買っていただくのが仕事です。そのために営業マンに求められるものがあります。
例えば会計士はどうでしょう。毎日パソコンの前に座って数字とにらめっこしながらお金の流れを管理するのが会計士の仕事でしょう。これまた、そのために会計士に求められるものがあります。
では介護士の仕事はなんでしょう?実際にはなにをするのが仕事なのでしょうか?
わたしが思うに、おそらくみなさんは介護士の仕事を十分理解する前に、介護士の職に就こうとされておられるのではないでしょうか?
ここでは介護士の仕事について、それがどんな仕事なのか、具体的に説明していきたいと思います。
■介護士になるために必要な資質
この項目のキーポイントは、介護士の仕事の対象が、機械や木材などの「物」ではなく「人」だということです。つまり介護という仕事をするにあたって、それが「人」を相手にする職業=「接客業」だという側面を忘れてはならない、ということなのです。
しかも介護を「接客業」としてみたとき、一般の「接客業」とは大きな違いがあります。
例えばホテルマンの仕事を考えてみましょう。ホテルにやって来るお客様は、そのホテルにふさわしいお客様がやって来ます。そのホテルが高級ホテルなら、やってくるお客様もそれなりの方がやって来るに違いありません。あまり場違いなお客様はやって来ないでしょう。そうすると、そこでの接客は、ホテルマンとお客様とで、ある種の共通認識の下でなされると想定できます。
もうひとつ、靴屋さんを例に考えてみましょう。靴屋さんに来るお客様は、なんとなくやって来たっていうお客様はあまりいなくて、少なくとも「靴を買おうかな」ぐらいな目的をもってやって来るのではないでしょうか。そこは靴を売りたいという目的を持った店員さんと意識が同じなわけで、言わば同じ土俵で接客できるということになります。
ところが介護の仕事、施設での接客業を考えてみてください。
特養(特別養護老人ホーム)に入所されているお客様(入所者様)は、実のところ、施設に入りたいと思って入っておられる方ばかりとは限りません。
それどころか、自分はどうしてこんなところに入らなきゃいけないんだと、入所に対してネガティブな気持ちを持ったまま入所されている方も多々おられるということも現実です。
そういう方がお客様としていらっしゃるのが介護の「接客業」なのです。
接客しようとしたら、むしろ嫌がられるかもしれないのです。
また、どちらかと言うと、ボーッとしておられる方が多く、こちらが話しかけても、こちらの言っていることをしっかり理解してくださるとは限りません。
あるいは、「あなたはどなたです?」などと向こうの方から積極的に尋ねられるなどということはほぼ絶対にありません。
だからこそ、こちらから積極的に話しかけたり、その方の現時点でのニーズを推し量ったりするような、能動的な仕事ぶりが必要なのです。
施設は入所者様が日常生活を送る場所です。
そして、誰でも自分が生きたいように生きる、それが日常生活です。
施設に入ったからといって、誰もお利口さんにはしていてくれません。ですからそういう入所者様と相対していて、時にはムッとしたりカッとしたりすることがあるに違いありません。そんなときでも接客業なのですから、そうした感情に流されるのではなく、笑顔で入所者様のお相手をしなければなりません。つまり、自分の感情をコントロールする力が必要です。もっとも、どんな相手に対しても自然ににこやかに接することのできる人格完成者であれば別ですが、そういう人はなかなかいませんよね。
<介護士になるために必要な資質・まとめ>
① 介護士の仕事は「接客業」だという認識をもって
② 入所者様には能動的に接しよう
③ 自分の感情をコントロールする力を身につけよう
■介護「作業員」から介護「士」へのレベルアップ
介護士はその職名の下に「士」が付いています。
そのような職業としては他に、弁護士とか税理士、司法書士などがあります。
Wikipediaによると、「(「士」のつく職業=士業は)その基本的職能資格を、日本の近代国家創成期に、主にサムライと呼ばれる基礎教育を受けた武士が多く取得したため、(そう言われるようになった)」らしいです。
また
「これら士業の資格の大半は、資格を有していないと業として開業できなく、都道府県若しくは監督官庁に登録する必要があり、多くの場合は、実務経験を証明する事業者の書面か、実務経験が必須の上位資格が必要である」
「士業には営利目的ではなく職能であるという意味がこめられている。従って一部の士業では、株式会社を始め普通法人などを設立・兼業する事が許されていない」
とのこと。
つまり、「士」がついている職業は、それなりの能力や社会的ステータスをもっている職業だと言えるでしょう。
そこから、介護士に「士」を使うのはどうだろうか?という議論も一部にはあるようです(そんな議論は受入れ難いが)。
一方、介護士の上についている「介護」については、やれと言われれば我流でもできる、なにをすればいいのか、なんとなくわかる、といったイメージがあるのではないでしょうか。
しかしわたしが考えるに、そんな考えで介護をする人は介護「士」ではなく、ただの介護「作業員」と言うべきです。
みなさんにはぜひ介護「作業員」ではなく介護「士」として仕事をしてもらいたいのです。
そのためのポイントを述べてみます。
① 「適正な」技術に裏付けされた介護サービスを提供すること
ここで言う「適正」とは、方法論としての「適正」ではなく、その方に合ったという意味での「適正」です。
特養サンシャイン南蟹屋の入所者様は80名おられますので、ここでは80通りの「適正」さが要求されているのです。
② 入所者(家族)様の目に応えられる言動
措置時代の特養は入所を行政が一方的に決めていたこともあり、入所者様の意識の中には「入れられた」あるいは「入れてもらえた」という、言い換えると施設側を「お上」と捉えるような認識の方やそのご家族様が結構おられたように思います。また、ご家族の中には入所時に一度来たきり、もう二度と来ない、といった方もおられ、こうした方たちは基本的には施設のやることにあまり文句を言ったりはしません。
ところが、介護保険が出来てからは、選んでいただくサービスになったわけで、そうなると入所者様・ご家族様からいろいろとご意見・ご要望をいただくようになってきています。
そうしたご意見・ご要望に、どこまで応えられるか?という、技術上・サービス上の問題もありますが、とにかく「しっかり尽くすこと」です。
そうした態度・姿勢は必ず入所者様・家族様に伝わります。「いつもよくやってくれている」そう思っていてくださったなら、例えばなにかで転倒されたとしても「いいですよ」と穏やかな対応をしてくださるものです。
「徹底的に尽くす」そのための武器は「やさしさ」です。
たとえどんな人でも、「やさしさ」という武器はもつことができます。
サンシャインのパンフレットには「やさしさと出逢う場所」と書いてあります。
サンシャインでは本当の「やさしさ」に出逢っていただきたいのです。
入所者様は多くのことで困っています。ここまでやればいい、ということはありません。入所者様の心を満足で満たしてあげてください。
それが私の考える「介護士」です。
③ チームワーク:より良い人間関係を構築し、情報の伝達・状況の共有をスムーズに行う
介護の仕事はチームで行うものです。
私はよく介護の仕事をサッカーに喩えるのですが、それは同じプロスポーツでも例えば野球などに比べてサッカーはよりチームワークが重要になってくると思っているからです。
介護の仕事のひとつひとつの場面を考えると、個人でやることが多いので(例えば訪問介護でのサービス中など)個人のスキルが生きる仕事のように思われるかもしれませんが、私はそうは考えていません。
サッカーでもボールを受けた場合、そのボールを処理する場面ではその選手の個人のスキルが生きていますが、そうした場面でも、そのプレイの目的はあくまでそのボールを相手ゴールに入れることです。ドリブルかなにかスキルを駆使して、敵プレイヤーの防御を突破することだけが目的ではありません。
それと同じで、介護は介護を受けるその入所者様が介護サービスを受けることで、その人なりの、より良い人生を送っていただくことが目的なのです。
サッカーで最も重視されるプレイは、場面場面で、ボールを相手ゴールに入れるための最良の策を判断しそれを実行することです。そのためには試合の全体・チームの全体を見渡して次のプレイを決める必要があります。
誰も考えていなかったスルーパスが通って、それをきっかけにゴールできたとき、その瞬間に居合わせることができたあの興奮・あの幸せを味わうことは、サッカー観戦の最大の魅力です。
介護も同じです。
チーム全体でなければひとりの入所者様を幸せにすることはできません。
入所者様、そのご家族様、介護士、看護師、ケアマネージャー、生活相談員、(管理)栄養士、機能訓練指導員、そして嘱託医などなど。あるいは入所者様のお友達や近所の方々もその中に入るかもしれません。そういった方々全員がその入所者様を幸せにするためのチームなのです。
介護はチームワークです。
そのことをしっかり理解してほしいのです。
介護では、サッカーのボールの代わりに、その入所者様の状況・状態に関する情報やその入所者様のための介護の方向・指針などがチームを巡っていくことになります。
そうした情報がスムーズに回っていくためには、チームのメンバー同士の関係性、つまり人間関係が良いものである必要があります。
みんなで仲良くチームとして働きましょう。
<介護「作業員」から介護「士」へのレベルアップ・まとめ>
① 適正な技術に裏打ちされた介護サービスを提供しよう
② 入所者(家族)の目に応えられる言動を心がけよう
③ 介護はチームワーク:情報の伝達・状況の共有をスムーズに行うために、より良い人間関係を構築しよう
■介護士の目指すべき目標
介護の仕事は限りがありません。
入所者様に直接関わる介助、その準備、記録、話し合い、研修などなど。しかもそのどの項目も、ここまででいい、ということがなく、やろうと思えばどこまでも追求することができます。
そうした介護の仕事の目指すべき目標を2つにまとめてみました。
① より多くのサービスの提供
たくさんある介護の仕事ですが、そのうちのどれかだけでなく、なるべく広く多くの業務がこなせることを目指しましょう。入所者様は、施設で介護の部分だけをお世話になればよいのではなく、その人の日常生活全体がコーディネートされなければなりません。例えば、みなさんの1日を考えてみてください。食事をして、トイレに行き、風呂に入っていれば多分生きていくことはできるでしょう。でも、それ以外のことを何もしない生活なんて考えられますか?入所者様はこの施設で日常生活を過ごしているんだということをくれぐれもお忘れなく。
そして、介護の仕事を続けていると、そうした業務のひとつひとつが分かれてあるのではなく、実はひとつのものなんだということがわかるようになると思います。
② プロフェッショナルな介護サービスの提供
①がいろいろな業務をこなせるようになろう、という「量」の問題だとすれば、この②は「質」の問題です。
介護は生きている人間が相手の仕事ですから、その人ごとの困りごとや問題が発生します。それは実に多種彩々と言いますか、中には、こんなこともあるんだ~、と少し驚くような事柄も起きてきます。
介護はレディー・メイドではなくオーダー・メイドな仕事なのです。
そうしたいろいろな事象に対応できるように、できればどんな事象にも対応できるようになりましょう。より困難な事象に対応できるようになると、介護の、と言うより人間に対するより深い理解が得られるようになるのではないでしょうか。
<介護士の目指すべき目標・まとめ>
① より多くの業務がこなせるようになりましょう。
② より困難な事象に対応できるようになりましょう。
■自己の能力レベルを知ろう
介護の仕事は量といい質といい、多く広く深いものがあります。
そうした介護の仕事ですので、介護士の能力は様々に評価できます。
そうした評価のひとつをご紹介しますので、今現在自分がどこのレベル(評価)にいるのか、どこを目指すべきなのか、という目星をつけるための参考にしてみてください。
I. (見習い) :随時、上司や同僚の指示・指導・援助が必要。
II. (初心者) :定型的な業務内容を理解し、指示されなくても実践できる。
III. (中級者) :非定型的な状況にも施設の基本スタンスに基づき自らの判断で対応できる。
IV. (上級者) :業務改善や新しい企画に主体的・積極的に取り組んでいる。
(自分一人だけでなく)組織で一定の役割を果たしている。
V. (優秀者) :上司と同等以上の主体性・責任感・指導力をもって全体をリードしている。上司の代行ができる。
一口によく「人材」という言葉を使いますが、私に言わせるとより詳しく、次のようになると考えています。
「人在」… ただ「在る」ことはできる。上記評価ではⅡのレベル。
「人財」… まさに組織の「財」のレベル。上記評価ではⅣ・Ⅴのレベル。
「人罪」… モンスタースタッフなど、いることが「罪」な人。上記評価外。
■介護職の魅力(誇り)
最後に。みなさんがまさに今、就かれんとしている「介護職」の仕事、その魅力についてご紹介しておきます。
私もそうですが、この「介護」の仕事は、一度やってみると病みつきになるぐらい、魅力に溢れた仕事です。なのに報酬はあまりに少ないので、これはもう「やりがい詐欺」と言ってもいいくらいです。
と言うのは半分冗談ですが、「介護」の仕事のどこがそんなに魅力的なのか。私なりの「介護の仕事その魅力ベスト5」を発表したいと思います。
第5位 将来性にあふれている
今の世の中、やれ自動運転だ、やれAIだと、テクノロジーの進歩によって職業自体の右顧左眄的な状況が現出し、それは換言すると、所謂社会システム大変革の真っ只中ということで、これから一体どこに落ち着くのか、一寸先も見えない状況が続いています。
合わせて昨年からの新型コロナ禍によって色々な職業が浮き沈みし、上記大変革のふるいにかけられているかのようで、むしろさらに加速されている感があります。
そんな中、介護の仕事は特に変わりなく推移しています。
それはそうなんです。誰が考えたって、これから社会システムがどうなろうと介護が必要な人がいなくなるわけはなく、いやますます増えようとしているわけで、そうなると行政ももっと力を入れざるを得ないということで、これからも当分は介護の仕事の価値が下がることはないでしょう。
さらに老年学、介護学などという基礎的な学問が発展しようとしており、それは人間の可能性を新しい方面から切り開いてくれるのじゃないかと、私なんかはワクワクしながら見守っています。
第4位 ニーズ拡大中
そういうわけで、介護職のニーズはどんどん拡大しています。
介護職員数は、介護保険が始まった2000(平成12)年度は54.9万人だったのに、2016(平成28)年度は183.3万人と、16年間に3.3倍に増加。でも2016年の需要人数は190万人だそうで、約7万人も足りていません。
さらに2025(令和7)年度(この年は「団塊の世代」がすべて75歳以上となる予定)の需要は245万人と見積もられていて、9年間で55万人も増員が必要です。
いやもう、どこでもひっぱり蛸な状況が続きます。
第3位 専門性が高い
「介護」なんて誰でもできるよ。そう思われていたのはいつの時代でしょうか?
今やサービス業としての「介護職」が当たり前の捉え方をされており、「介護」の仕事が「お世話」から「接客」へと、質的転換を求められています。
さらに今年度から始まった、ロボットを使った介護の促進や、介護の仕事を科学的に捉えようという仕組みの導入など、「介護」が科学の側面から見直されようとしています。
中でも多くの人が患っている「認知症」については医学的研究のみならず、人間学的なアプローチも広まりつつあり、かつての「介護」と今からのそしてこれからの「介護」とはその考え方がまるで異なったものとなりつつあります。
あなたが見かける介護士のやっている介助は、一見素人でもできそうに思えるかもしれませんが、しかし実はいろいろな知見に基づいた専門性の高い介助をしているのです。
第2位 人から感謝される
こちらは仕事としてやっているだけなのに、どういうわけか「ありがとうね」と心から感謝されている。
そんな仕事、「介護」の他にあります?
「いえ、こちらこそありがとうございます。あなたの介助をさせていただいて、私もとても嬉しいです」
つい心の中でそうつぶやいてしまいます。
そんな仕事、「介護」以外にないのじゃないでしょうか。
第1位 困っている人を直接援助できる
人は困るものです。
特にお年寄りは自分だけでできることが年々少なくなっていって、それにつれて困ってしまうことが多くなります。
そして介護の仕事ではその困っている人を、励ましたりして間接的に助けるのではなく、まさにその困っていることを直接に助けてあげることができるんです。
誰かも言ってましたが、これほどに近しい人間関係って、この世界に他にあるでしょうか?
人が困っている。そしてそのことを問題だと思い、なんとか力になってあげたいと思う。
そう思っている人にとって、病で困っている人を助けるお医者さんの仕事や、家に火が出て困っている人を助ける消防士さんの仕事と同じく、介護の仕事ほど魅力に富んだ仕事は他にないでしょう。正に困っている「現場」の仕事です。
■最後に~「介護士」の地位向上を目指そう!~
とは言え。
「士業」のところでも述べましたが、日本では「介護士」の社会的地位はまだまだ低いのです。ここで「低い」というのは、その「職務に比して」低いという意味です。決して「他の職業に比べて」という意味ではありません。
とは言え。(2回目)
他の職業に比べても「低い」のは否定できません。給与の面からもそれがわかります。
そのせいなのでしょうか、いつも介護職の数はその需要を下回っています。
とは言え。(3回目)
他者のものの見方、他者の心の中を私たちが変えることはできません。他者がどんな目で介護職のことを見ようと、それはその他者の自由ですから。そんなものを私たちが気にする必要はまったくありませんし、気にするべきではありません。
ですから、私たち「介護士」自らが「介護士」の地位を向上していきましょう。自分の仕事に「誇り」をもちましょう。どうか胸を張って仕事をしてください。
福祉事業所においては介護士も看護師、ケアマネージャー、生活相談員、(管理)栄養士、機能訓練指導員、どの職種も同じステータスなのです。いえ、むしろ介護施設においては介護士こそが主役であるべきです。
あの誇り高きサッカー・プレイヤーたちと同じく、みなさん「俺(私)こそが主役だ」と信じて介護の仕事に就きましょう。
いやもう、介護に対する森藤部長の思いが熱すぎてやけどしてしまいそうです(笑)。森藤部長のお話を、研修に紛れ込んで聞かせていただいたわたしは、お話が終わるとすぐにデイサービスのお風呂場に行って水風呂に入ったぐらいです。それはウソですが(笑)。
というわけで第1回「介護のポテンシャル」は終わります。
次回からはさらに熱いお話をお届けしたいと思います。
乞うご期待!
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