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#018 コーヒー抽出 浸漬法

グラインダーやペーパーフィルターをお持ちの方を対象に
おすすめのコーヒー抽出の仕方について、書いてみたいと思います。


ペーパードリップ

理科の実験で使うような逆円錐上のジョウゴの上に、紙のフィルターを置いて、中にコーヒーの粉末を入れ、上からお湯をちょっとずつ注いでいく。この方式をプアオーバーといいます。
日本ではペーパードリップなんて呼ばれたりしています。最もポピュラーなコーヒーの淹れ方でしょう。
私も毎日この入れ方でコーヒーを入れています。理由は待ち時間が短く、気分に合わせて味を調整できるから。

ただし、この淹れ方のデメリットはお湯のかけ方でかなり味がばらつくこと。抽出時間をコントロールしづらいため良くも悪くもセンシティブに味が変わってしまいます。

今回は私がオススメする最も味が安定する
コーヒーの淹れ方を紹介します。
必要な道具はペーパードリップと同じです。

浸漬法

その名も浸漬法「シンシホウ」と読みます。
書いて字のごとく浸して抽出する方法です。

ポイントはお湯の温度コーヒー豆の粒の大きさです。私はかなり大きめに引きます。粒の大きさが1ミリ以上になるように大きめにコーヒー豆を挽きます。

おすすめの淹れ方

お湯の温度は90度。予熱したカップに10グラムのコーヒー豆を入れて
150 CCのお湯を注いで下さい。
お湯を注ぎ終わったらスプーンで2、3回混ぜて4分間設置。

4分経ったら通常のドリッパーにペーパーフィルターをセットして濾して
カップに注ぎます。

ハンドドリップで抽出した時と比べて味がまろやかで深みのあるものになります。そして、工程がシンプルなため毎回同じ味に仕上げることができます。
(やっていることはフレンチプレスと同じです。フレンチプレスに比べてオイルはペーパーに吸収されてしまい出ないですけど。)

粒の細かさをいくつか試してみて、好きな味になるように何回かアジャストすればレシピは完成です。温度を変えずに豆の粗さのみ変更して試してみるのがおすすめです。

このやり方ならまろやかな味になることが多く、甘みを感じるコーヒーになると思います。深煎りり浅煎り、どちらのコーヒーでも美味しく淹れることができるので、オススメです。

コーヒー出汁

理屈を説明しようかと思いましたが、あまりにもシンプルな工程なのでやめておきます。要は出汁です。
コーヒーも料理の1種、かつおだしや昆布だしを取るのに同じような考えで十分に美味しく淹れることができます。

お湯の温度を限りなく低くすれば水出しのコーヒーになります。抽出時間が長くなりエグ味は出にくくなります。昆布やと一緒ですね。もちろん温度を上げることで華やかな香りやカフェインが抽出されるのでのでその辺は好みでいろいろやってみるのが良いかと思います。

あくまで嗜好品

コーヒーはあくまで嗜好品!
あなたが好きな味ならそれは正解です。好きなタイミングで好きなように飲む。
(商売として提供したい場合は、また違ったうんちくが必要になることもありますが。。。)

でわ、楽しいコーヒーライフをお過ごし下さい。
ばいちゃ!

ばらつきも楽しいクマ!

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