#041 投資の考え方2 - 実践記
しばらく前に、#33 投資の考え方1 - 刺さった言葉より でお金や投資の勉強遍歴を書いてみましたが今日は実際にどんな投資をやってきたかを紹介します。
アセットアロケーションこそがすべて
私はハリー・マーコウィッツの発明した現代ポートフォリオ理論を信じています。要するに長期投資の収益が上がる理由の90%は、アセットアロケーションで決まるというやつです。なので実施していることはシンプル。
アセットアロケーションを決めてずーっと持っておくのです。
私はアセットアロケーションは大雑把に日本株式、外国株式、日本債券、外国債券。為替リスクがある無しで日本と外国に分けていますがすごくシンプルです。
投資に最適な時期は不明
株価が上がるか下がるかの2択だとしたら、いつ上がるのか、いつ下がるのかはランダムで決して予測できないと考えています。これはバートン・マルキール氏のランダムウォーク理論そのものです。ただし、株式会社も債権もの性質上長期的に期待値は1を超えると考えているため、長期投資を実施しています。
ドルコスト平均法
15年前に「投資バカ」から覚めてから2年はドルコスト平均法で買い進めていました。その理由は投資を始めた頃はビビッてちょっとずつ買いたかったから。(その後は「一気に買ってほったらかし」へ変更しています。)
①ドルコスト平均法で成績は上がらない。
私はリターンを最大化するためにはドルコスト平均法のように小分けにして購入するのではなく一括投資する方が良いと考えています。
理由は株式の価格はいつ上がるのか下がるのかは誰にもわからないが期待値としては1以上である。だから、同じだけの資金があるのなら早めに投資し、お金を働かせる期間を長くした方が良いと考えるからです。
②はじめて投資をする人はドルコスト平均法も良い。
そうは言いながらもドルコスト平均法は入門者には良いと考えます。
投資を始める際に最も意識しなければならないのはリスク許容度なのですがその理解に役立つのです。
投資の世界でリスクというのは値動きのことです。
100万円分をS&P500に連動する投資信託を購入した場合、一日で最悪30%くらいは値下がりするリスクがあります。(値上がりするリスクもある)つまり、一晩で30万円を失うことがあるのです。
私も投資を始めた頃は値動きが気になって毎日株価をチェックしていた覚えがあります。上がった、下がったと一喜一憂するのは結構しんどいんです。なので精神的に耐えられない人は小額から始めれば、徐々に値動きに鈍感になっていき長期投資でホールドできるように思います。
というわけで
ドルコスト平均法については賛否両論あると思いますがやってみてわかった私の考えは「あり」です。
具体的には以下のものを組み合わせて購入していました。国内債券に相当する部分を持たなかったのは相当金利が低かったためと、将来自分のもらう給料がすべて円建てのため自然に債券クラスに近い預貯金が増えるように思ったからです。
・MSCI KOKUSAI連動投信(ステートストリート外国株式インデックスオープン)
・TOPIX連動投信(トピックスオープン)
・CITI世界国債インデックス連動投信(PRU・海外債券マーケット・パフォーマー)
とにかく手数料の低いもの
私が最初の2年で実施したのは最も手数料の投資信託を毎月積み立てていくというものでした。しかしながら、2007年当時は信託報酬率が1%程度で諸外国の投信に比べると手数料が高く非常に不満でした。(今では考えられないくらい高い手数料率ですね。。)
そこで次に考えたのが海外ETFです。バンガードのETFは手数料がバカ安だったのです。例えば全世界株式へ投資するバンガード・ トータル・ワールド・ストックETF(VT)当時で経費率0.1%くらいでした。文字通り桁違いです。
ただし、当時は海外ETFを購入するには購入手数料が一回$25必要でした。1株単位で購入はできるのですが毎回購入手数料を払うと意味がありませんでした。なのでリレー投資を採用(水瀬ケンイチさんのまんまパクリ)して年に1回ほどまとまった資金がたまったら同じ資産クラスの海外ETFを購入していました。
そしていつしか、
リレー投資するのも面倒になり、お金がたまったらまとめて投資するようになりました。なのでキャッシュポジションが増える時期は機会損失しています。
ほったらかし投資の良さ
そのうちにアメリカに5年間赴任が決まり、追加投資ができなくなりました。ほったらかしスタイルが完成。
日本に帰ってからは貯めたお金をその都度ETFに投入してほったらかし。そのまま放ってあります。今年の年始まで一切売ったことがありません。
利益を確定すればその分所得税を引かれるため元本が減ってしまいます。雪だるまのように資産を増やすには手数料の低い、期待値1以上のものを持ち続けます。できれば配当が少ないものが尚良いでしょう。
まとめ
・アセットアロケーション大事
・手数料の低いものを選ぶべし
・ほったらかし
誰かの役に立てばうれしいです。
希望あればもうちょっと細かく書きます。
でわ、おやすみなさい。
ばいちゃ!
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