#8 Spotifyをはじめて半年が経ち

徒然に。

Spotifyをはじめた

去年の大きい変化といえば、Spotifyを使いはじめたことです。これには音楽の聞き方を一変させられました。

自分はかなり保守的な人間で、長いことCDを買ってインポートしてきました。
しかし去年5月連休、あんまりタワレコにも行けへんなあということでSpotifyを導入してみました。最初からプレミアムではじめてストレスフリーに使えたこと、時間があっていろいろ検索してみることができたこともあってか、けっこうスムーズに使いはじめて、そのままヘビーに使い込んでいます。

Spotifyをはじめてよかったこと

Spotifyをはじめてよかったことというと、過去の膨大なライブラリが使えること、新しいリリースにすぐについていけるようになったことでしょうか。

過去の曲は、本当にポップスなら大概カバーできる上、YouTubeベースで活動している方の曲も見つかるので本当に便利です。メキシコの8弦ギタリストJose Macario、ブラジルのネオソウルギタリストRodrigo Gouveia、イギリスの性悪バカテクギタリストJack Gardinerなど、魅力的な人々の曲を聴き込むことができました。

新しいリリースも、Louis ColeやArch Echoはじめ、「あ、この人たち新譜出してるんだ!」というのに追いつけるようになったり、あと流行りのJ-POPもかなりフォローできるようになりました。

Spotifyをはじめてよくなかったこと

ただ、あまりにスムーズにアクセスできるからか自分の意思でディグって曲を聞くというのは減ったかもしれません。また、曲数を聞きすぎるがゆえに創作意欲が落ちてしまう感覚もありました。

SNSでどんどん比較対象を見つけてしまって自分を見過ごしてしまう感覚というか……今までもレンタルショップやCD屋さんで感じてはいたと思いますが、そこでは限られたCDしか借りられない、買えないという制限が歯止めになり、一つひとつを深く聞くきっかけになっていたのかなと思います。

もともと広く浅くいろいろな曲を聞くスタイルだったのて、それに拍車がかかり、自分がどんどん拡散していく感覚になりました。

いつ誰の曲を聞いていたか、こんなに思い出せない1年もはじめてです。そして、それはそんなに望ましいことではないなと感じています。

今後

とはいえ、Spotifyをはじめて得られたよかったことは、それはそれでよいことなので、よくないことがあるからやめるということにはしたくないなと思います。

いろいろ対応の方法はありそうですが、ひとつはアウトプットを増やすことかなと。アウトプット、記事を書いたりインスパイアされて曲を書いたりするのに値する曲はなんだろう、そういう視点で臨めるだけでだいぶ違うよなと。

月単位で聞く音楽の方向性を決めておくのもいいかもしれません。それでいうと今月はマッドチェスターやトリップホップをちゃんと聞こうかなと思っています。

この「コンテンツに圧倒されて自分からコンテンツを生み出せなくなる」のはけっこういろんなところで自分が課題に感じているところなので、いろいろ対応を試してみたいなと思っています。

また何月か、半年か、何年後かに見返して笑えていますように。

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