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二十数年前の結婚式でアロマ演出

「ハーブ スパイス」の香りとの初めての出会いは10代。
人生の大半を共に過ごし変わりゆくライフサイクルの中での香りの記憶と体験談です。


アロマテラピーがまだ知られていない当時

約25年〜前、都内にあるホテルにて結婚式を挙げました。
この頃名の知れた大手のホテルでもエステサロンで使ってるかもというくらいで
世間的にもまだ認知度が低くアロマテラピー?・・・という反応でした。

ホテル側が全く触れることがないように自己責任ならということで実現しました。
当時を振り返ってみます。

今とは違いとても原始的な方法でしたが、優しい香りと雰囲気を演出してくれました。

様々な課題からプランを設定

⚪︎広い空間での効果的な方法
 当時コンセントをつなぎ自動で拡散するタイプのデュフューザーは数万円。広い空間では複数個必要でした。また、香りが強く出るかもしれないと断念。

そこでキャンドル式のアロマポットを4つ購入して、会場の四隅に設置。
常に動きのあるホテルスタッフの空気の流れを使って香りを拡散することに。

⚪︎様々な人の集まる場で安全な方法
 香り自体に不快感を感じるかもしれません。珍しさで触れてしまうかもしれません。火の扱いにも注意しないとなりません。

:できる限りゲストなどから遠ざける。
ホテルの備品の装飾に溶け込み、ゲストが興味を持って触れないようにと言う配慮をしました。
会場の四隅に設置。

:専門知識のある者で担当を決める。
 スクール時代の元同僚が、精油を手元に置き、
タイムスケジュールとともに火をつけたり消したり、香りを変えたりという管理を担ってくれました。
キャンドルウォーマーのお皿がとても浅いこともあり蒸発してしまう前に消す。
火をつけているのは15分くらいだったと思います。

意外と香りは残っていて、一度退席された方が戻ると、「いい香り」と。

香りの目的は 「式の進行の区切りを感じられれば」という思い


香りはどんなに長時間香らせたくても、私たちの鼻の方が感じなくなってしまいます。それどころか、量や時間を増やすことで香りそのものを不快だということや、香りは感じないのに気分が悪くなるなどが起こるかもしれません。

元同僚がとてもスマートに動き、そして司会の方が香りについてその都度紹介してくださり、ゲストの皆さんも香りと共にプログラムの切り替えを楽しんでくださいました。

香りの演出に使った精油

◉新郎新婦入場時
ネロリ:花嫁が身につけていると幸せになれるというエピソードより
同時に私自身もコットンに垂らして身につけていました。

◉食事開始前
スイートオレンジ:食事の場でもあるため香りが邪魔をしないように。食事前に食欲が湧くように、また和やかな空気になるようにと選びました。

◉来賓挨拶開始前
ペパーミント:来賓の方からのご挨拶が始まる頃、食事も進んでいます。食後にペパーミントティーを飲むように少しお腹がスッキリするようにと、またご挨拶が始まるという合図にも

◉ゲストお見送り
ネロリ:式も終わりゲストのお見送り時に自分のコットンも新しく替え
もう一度ネロリを。

恩師からの「アロマテラピー」ならではのプレゼント

夫婦にとって一番良き日である今日の事を記憶するためのオリジナルのフレグランスを調合しスピーチの途中で渡してくれました。
「いつか喧嘩して嫌になった時はレシピを教えてあげるからその時は来なさい。」

オークモスの効いた華やかで落ち着いて香りでした。

4ヶ所にコンソールを用意してくださいました。
今もあります。他は式の終わりに恩師、元同僚にプレゼントしました。

#アロマ演出 #結婚式 #香りの記憶   


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