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ワーママ、30歳3社目の転職回想記〜目的は転職じゃない〜

年齢:30歳
性別:女
職歴:営業(2年)→小売(5年)→メディア(今)
転職条件:正社員、保育園お迎えのため17時退勤ができること、土日祝日が休みであること

第4回:目的は転職じゃない!

第3回では、70社に応募するも全て書類選考落ち。
エージェントからは”タイミング”の問題と言われるも、自分の中では「子供がいる」ことが書類落ちの原因と思っていたと書きました。

今回の第4回では、「目的は転職じゃない!」と気づき、リセットしたことを書きます。
※転職時期や個人の条件、エージェントとの相性など様々な要因があるので、ここで書くことはあくまでも”私”の体験です。

■負のスパイラル

第3回でも書きましたが、自分が書類で落ちると思っていなかったので、とても衝撃を受けました。そして、落ちれば落ちるほど「そんなはずはない!」という思いが強くなり、いつの間にか”書類選考が通ることを証明する”ために、どんどん応募していきました。
その累計が応募社数70社です。

書類で落ちる明確な理由が分からない中で、興味ない企業にも応募する、けど応募してもしても書類で不合格。このスパイラルが約2ヶ月続きました。
この2ヶ月間は「自分は社会から必要とされない人間だ」「自分の市場価値は0だ」と自己否定の毎日でした。

こんな暗い気持ちで生活していれば、家庭にも影響は出てきます。
子供の小さなワガママにも強く叱ってしまったり、夫にも刺々しい態度で接してしまったり・・・。
そして、書類通過率0は子供や夫のせいではないとわかっているのに、イライラを子供と夫にぶつけてしまっている自分が更に情けなくなって行きました。
当時の気持ちの流れは、
【書類通過率0%で自分のスキルや経歴を自己否定】
→【その負の感情を家族にぶつける】
→【家族に怒り・不安をぶつけている自分に気がつき自己嫌悪】
と、完全に気持ちが負のスパイラルに入っていました。

■夫からの「そもそもなんで転職始めたの?」

そんな時、夫から「そもそもなんで転職始めたの?」と聞かれたことがありました。

そう聞かれて、私は即答出来ませんでした。
(エージェントと一緒に考えた”転職理由”の用意はありましたが)

そして、はっとしました。
「あれ?私、なんで転職しようとしたんだっけ?」
「どんな風に働きたいんだっけ?」
この転職活動の根本が自分のなかったことに気がつきました。

元はと言えば、なんとなく現職に不満があって
軽い気持ちで登録した転職エージェント。
あっという間に始まった、転職活動。
転職軸も整理しないまま闇雲に企業に応募。
書類通過率0%で家庭の雰囲気も最悪。

受け身でやる転職活動、上手く行く訳がないです。
一回立ち止まって、考えることにしました

■結論:転職は一旦やめる!

立ち止まって、以下3つを整理することにしました。
・本当の転職理由
・転職後に望むもの
・自分の中のプライオリティ

整理の結果
・本当の転職理由
 給与に不満、もっと専門スキルを身に付けたい

・転職後に望むもの
 もっと企画に特化した業務ができる、給与が上がる、働き方に融通が聞く

・自分の中のプライオリティ
 1.家族と自分が毎日笑顔で過ごせること
    2.家族と自分が心身共に健康であること
    3.成長できる環境で働けること

そして、
働くことよりも、家族と自分の心身の健康の方がよっぽど重要。
職場に不満があって、いつかは転職したいが”今すぐではない”。
という結論が出ました。

ここで私の転職活動は一旦終了となりました。
しかし、1年後にはまた再開することとなります。

■学び

転職活動を始める前に下記を必ず書き出して整理すること
・なぜ転職したいのか
┗建前上の転職理由は、後からでも書けるのでまずは自分の本心を整理。

・転職してどんな風に働きたいか
┗条件はもちろん、どんな気持ちで働きたいかも整理。

・転職先探しで妥協できる点、絶対妥協出来ない点はなにか。
┗時短や勤務地など妥協出来ないことを無理して妥協しようせず、
 実情に合わせて整理。

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ながながと転職失敗談を書いてきましたが、
次回は、この失敗から1年後転職活動を再スタートし、
転職成功したことを書きます。



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