見出し画像

天の川ほたるまつり(米原市長岡)

社員のブログ(サンライズ出版バンドウ)

みなさんこんにちは、バンドウです。
今年は6月に入ってもさっぱりとした空気で、例年と比べまだまだ過ごしやすい気候が続き嬉しい限りです。

さて、先日は米原市長岡の「天の川ほたるまつり」に行ってきました。

看板のある路地への入り口を入ると、道の両脇には転々と足元行灯がおかれています。
住宅街と旧山東東小学校の間を抜けると行灯もなくなり、道の端もわからないほどの真っ暗闇。
すると、目の前を緑色の光がふわりと通り過ぎました。

道の両脇に流れる天野川には、幻想的な風景が。
写真が下手なので伝わりにくいですが、二匹で踊るように飛び回ったり、草むらのなかにかたまって光る様子は言葉に言い表せない美しさです。
ホタルを目で追いかけて空を仰ぐと、そこには満天の星空が広がっていました。
ホタルの光も星のまたたきも、人工的な光に囲まれた日常では見ることのできなくなったもので、自然なそれらに心を洗われる思いでした。

「天の川ほたるまつり」は6月9日(日)まで鑑賞推奨期間として足元行灯を設置しています。
初夏の夜の散歩代わりに、是非足をお運びください。

実はこの美しい光景、自然に続いてきたものではなく地域の皆様の弛まぬ努力によるもの。
台風などの影響で、一時は一匹の発生も確認できないほどに減少していました。
しかし、研究・提言・保護活動を進めて来られた保護団体の方々のおかげで、今なお私たちにその姿を見せてくれています。

この団体の一員として保護活動を進めておられた口分田正博さんによる著書もございますので、ぜひご覧ください。

また総ルビで小学生にも読める『本当はスゴイ! 滋賀の文化財』や橋本猛さんの写真集『伊吹山が見える風景』にもその歴史や様子が掲載されています。併せてご覧ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?