おばあちゃんのおにぎり

私は祖母の握るおにぎりが大好きでした。

祖母の家に遊びに行くと朝ごはんには
おにぎりを握ってくれるのです。

祖母は背が高く大柄だったので
握ってくれるおにぎりもとっても大きいものでした。

このおにぎりがほんとうに美味しくて
孫達はあっという間におおきなおにぎりをぺろりと平らげて
おかわりをするのです。

祖母のおにぎりは真ん中に具を入れるのではなく、
ごはんに梅干しとかつお節とごまを混ぜて
ごま油に塩を混ぜたものを手につけて握るのです。

同じレシピを再現したこともあるのですが、
祖母が握ってくれたおにぎりは格別でした。

きっとたくさんの愛情が込められていたのでしょう。

おおらかな愛情で孫達をいつも見守ってくれていた祖母。

感謝の気持ちがあふれます。

私もいつか孫のために美味しいおにぎりを握れるといいな。