0219日経より所感

三菱商事、インドで日本車販売網 現地大手に3割出資 巨大市場開拓

新会社はブランドごとに専売店を展開する。現在の店舗数は約150店舗で、インドの独立系自動車販売店では最大規模となる。三菱商事は新会社をインド車に加えて、日本車の販売拠点にもする考え。まずTVSで既に扱っているホンダの販売を拡大する。日本の自動車メーカーとの交渉を担い、日本車のブランドや車種を増やす。
 インドでは自動車メーカーごとに設けられた専売店での販売が主流だ。販売網が弱いトヨタ自動車やホンダはシェアが低い。メーカー主導で専売店を拡大するには投資負担が重いほか、出店拡大にも時間がかかる。三菱商事は新会社で複数の日本車ブランドの専売店を増やし、シェア拡大を支援する。

→餅は餅屋、というように商社の強みは販売戦略とネットワーク。
自動車産業も自動車を商材の一つとして最も売りやすい戦略を立てて進めているようだ。
三菱グループは、そういう意味だとOne Company, One Teamを掲げており三菱商社の自動車販売へのモチベーションも高いのではないだろうか。
トヨタはトヨタ通商、日産は日産トレーディング、と系列商社はあるが、5大商社には入っておらず、規模感や販売力は若干劣るのではないか。三菱自動車の中国撤退のニュースの後なので大きくインドに向けて舵を切り出した、と見て良いのではないだろうか。
ホンダはそこに乗っかる形でインド自動車市場の拡大を図ろうとしているが、ホンダといえばグローバルでは、特にアジアはやはりバイク。
知名度をいかに販売に結びつけられるか、これからのニュースが楽しみな案件だ。
いつかはインドに行ってみたい、その時には日本の国道のようにカーメーカーの販売店が並んでいると、面白い。

JTB、夜の訪日ツアーを充実 人力車で街巡り HISはカラオケプラン
JTBは3月から、アサヒビールと組みインバウンド(訪日外国人)客向けの夜のツアーを催行する。「伝統芸能」や「船」などをテーマにしたツアーを首都圏や関西を中心に季節ごとに10~15本、年間で50本程度催す。日本が弱いとされてきた夜の観光需要を生み出す。
 富裕層を対象にしたものまで幅広く用意する。第1弾として、東京の浅草・隅田川周辺の桜の名所を人力車で夜に巡るツアーを3月下旬に実施する。価格は2人で2万5千円だ。
→時代は、どこに行くか、ではなく何を体験できるか、にトラベルも変わりつつある。
いかに自身の経験としてその土地土地の文化に触れ、混じることができるか、日本はそういったアイデア勝負は元来強い、と思っている。お客様が最高の体験をできるプランや方法は何か、インバウンド向けに刺さるアイデアを出せる旅行会社が生き残る。
こうなってくると、大手は他社との繋がりを活かした複合型のサービスを提供するのか、
規模感の小さな旅行会社はフルサービス出るお客に合ったプランの検討から入り調整してくれるサービス、なのだろうか。
海外から見た日本、という目で国内を見ないと、きっとインバウンドに刺さる企画は出てこない。
アニメ文化、粉物文化、江戸前寿司、SAKE、karaokeもしかり、輸入して日本文化に変えたものもあるだろう。
世界から見た日本の姿を改めて考えさせてくれる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?