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好きなことを仕事にするのと、仕事が好きだというのは似ているようで違う


好きなことを仕事にしていると自分のこだわりが出ます。
そのこだわりがお客さんのニーズとマッチすれば幸せなのですが、うまく行くことばかりではありません。
仕事では自分のこだわりをゴリ押しするだけではうまく行かないので、商売としてやる以上、相手のニーズに合わせて柔軟に対応することが大切です。


他方、仕事が好きというのは良いことも嫌なことも含めて好きということです。
お客のクレームを受けるのが好きという人はいませんが、相手を納得させる交渉が好きということはあると思います。

言い換えれば交渉が好きという人は、交渉ごとが得意だということです。


得意なこと、好きなこと

僕は「得意なことを仕事にすると幸せになれる」と考えています。
得意なことはうまくいくことが多い。
すると人からも褒められたり評価されます。
お客さんを満足させることで、自分の評価も高くなり満足感が得られます。
すると満足感が得られる仕事は楽しい。楽しいとより好きになる。という良い循環が生まれます。
なので自分の「得意なこと」を知っているだけでも、仕事の選び方は変わってくると思います。


ただ注意したいのは何かを始めるときには「好きなこと」から入る場合が多いということです。

何かを始める前から何が得意かなんて分かりませんよね。
だから好きなことを仕事にする場合が多いのです。
で、好きな仕事を続けているうちに、自分のこだわりとお客さんのニーズがぶつかりしんどくなるパターンが多々あります。
で、この時に仕事のうちで好きな事と得意な事を棚卸しをしてみることが、長く仕事を続けていくために大事なのかなと思っています。

今までの仕事を一気に変えるのは難しくても、得意な方向に舵を切ることはできます。
その際に得意なことと好きなことの比率を再設定してみると良いと思っています。

ただ、大切なのは得意なことばかりで仕事を埋めないということです。
好きなことは大切に守りつつ、得意なことで事業を回してくと考えれば、しんどくなりにくいです。

僕自身お客さんのニーズに合わせて色々ものを作ります。これが僕の得意なことです。
そして自身が美しいと感じるものを作りたいと常日頃思っています。
新しいものを考えたり形にすることが好きなことです。
ニーズに応えつつ、いかに美しい造形に仕上げられるかを考えて仕事をしますが、ニーズや依頼とは関係なく、誰に売るでもない物も並行して作っています。

そうすることで仕事の満足感を維持することができています。


好きなことを仕事にする(WHAT)ではなく、どうすれば仕事を好きになれるか(HOW)という視点は大切だなと感じています。


好きな仕事を長く続けるには、ちょっとした工夫やマインドセットが必要だと思い書きました。


いつもお読み頂きありがとうございます!