何かを学ぶためにまず飛び込んでみる(27/100回)
先日「パール塗装」に挑戦してみました。
その名前の通り真珠のような光沢のある塗装で、ちょっと良い車のボディなんかにも使われているといえば、イメージをしてもらえると思う。
塗料の中に樹脂とアルミ粉が混ざっていて、光を複雑に反射することで独特の質感に仕上がるとても綺麗な塗装方法だ。
お客さんから、「看板として使うアイアン切り文字を白色にしたいけれど、ただの真っ白では物足りない。上質な雰囲気、エレガントな印象が欲しい」とご希望を頂いたので、オフホワイトやアッシュ系を提案してみる。
それでもまだイメージと違うようなので以前から気になっていた「パール塗装」をこちらから提案してみると承諾を頂いた。
そこからパール塗料の取り寄せ、サンプル送付、現物確認をして頂き、承認を貰い製作にかかるという流れで進めさせて頂いた。
オーダーメイドの場合、こちらでの作例が無いものを提案することも多い。
普段から情報だけは仕入れておいて、ここぞというときにサッと取り出して提案をする。
実例が無いだけに全くイメージに合わないというリスクもあるので、その場合は必ずサンプルを作成して実物で確認してもらう。
お互い手間はかかるが、お客さんにとっては満足度が上がるし、こちらも新しい経験をすることができるので、win/winだと考えている。
僕はこうやって色々な経験を積んでいる。
塗装の経験だけでいうと本職には勝てないけれど、情報だけはいくらでも手に入れることのできる世の中だ。
普段からアンテナを張り巡らせておけば、いざというときにホームランを打つことができると信じている。
小学生くらいの時に親から「大人になっても毎日が勉強だ」と言われた言葉が今なら理解できる。
机に向かってする勉強とは違い、実際に作業をしてみると教科書通りにいかないことも多い。
テストの点数ではなく相手のあることなので緊張感もある。
勉強嫌いな僕には、何かを学ぶにはまずその場に飛び込んでみるのが良いようだ。
経験に勝る勉強は無い。
親の言うことは本当に遅れてやってくるものだ。
次はどこに飛び込もうかと考える。
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