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金属の魅力は「薄さ」にある(52/100回)

看板を作ってから記録用に写真を撮らせてもらっている。

手元に製品が残らないので、後から見返すことのできるよう沢山撮るようにしている。今後の製作に活かすこともあるし作例として紹介に使わせてもらうこともある。

写真を撮る際はできるだけ自然光で撮るようにしている。

夕方になると横から差し込む柔らかい光が、看板の表面に綺麗な陰影を出してくれる。
真正面からだと伝わりにくい金属の質感が写真として残るので、時間帯を選んで撮影をしている。


金属製の看板の良いところってなんですか?
と聞かれると「丈夫なところです」と答えることが多い。

塗装面や印字部分は経年劣化はあっても本体が腐ってしまことはなかなか無い。
長く使ってもらうには良い素材だと思う。

耐久性はもちろんだけど、もうひとつの良いところとして、細く、薄い材料が使えるという特徴がある。

金属の細い看板は抜け感が出せて単純に格好いい。
個人的にはどんなお店、ロゴにも合わせることのできる素材だと思っている。
(木材の温もりは金属には出せないけど)


先日、真鍮板のみで組んだ看板を製作させて頂いた。
フレームが無く、薄い板のみで耐久性を出すためにビスで連結させた仕様だ。

写真を撮る時に横に向けた際、金属の「薄さ」が際立ってとても良い雰囲気だと思ったので、note記事にしようと思い立った。

2ミリにも満たない板だけど、とても丈夫でちょっとやそっとではびくともしない。
「素材を活かす」ってこういうことなんだろうなあと改めて実感する。

人にこの話をしても「薄さ・・?」とつれない反応が返ってくることが多い。
作り手にしか感じない「親バカ」なのかもしれないけども、これからもめげずに推していこうと思う。


看板は正面からだけでなく、ぜひ横からも見てほしい。
誰がなんと言おうとも、金属の魅力はその薄さである!


横から見ると板の存在感がほとんどない。

いつもお読み頂きありがとうございます!