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ものづくりのスタイル(40/100回)

ものづくりをしていると、似たものばかり作っていることがある。

自分が良いと思うものを作るので、自分の価値観の外にはなかなか出られない。
気がつけば、きちんと整ったものづくりをしていることが多い。

サイズ感はミリ単位で調整するし、素材の見せ方や色合いは事前にテストをしたり、データを取りながら進めていく。
頭の中のイメージにいかに近づけていくか、というスタンスでものを作る。


ひらめきや偶然性を活かしたアーティストのようなものづくりは自分にはできない。

以前は価値観の外に出られないことがコンプレックスだったけれど、逆を返せば自分の長所だと思うようになった。

製品としての安定性や再現性をしっかり確保して、きちんと作るのも大切なことだと思う。
その中でいかに独自性を出せるかを考えるのも楽しい。

工業製品としてのものづくりの中に、手作りの揺らぎやブレを程よいバランスで取り入れる。

そんなものづくりを理想にしている。

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