ウルトラマンZに関連する作品を紹介したい ジャグラー編
前置き
どうも。ウルトラの叔父と申します。
ウルトラマンZ(以下Z)、すごい人気ですね。Youtubeでもニコニコ動画でもかつて無い視聴者数を獲得し、「子供の時以来のウルトラマン」「今のウルトラマンってこんなに面白いのか!」等のコメントを沢山見かけ、ファンとして嬉しい限りです。
一方まだテレビ放送されていない地域も多いため、歴代最長となる8作品毎年連続放送を達成したにも関わらず、ウルトラシリーズが未だに放送されていたことに驚いた視聴者も見受けられました。
勿体ない!非常にもったいない!
ウルトラマンZの1話・2話は歴代の中で見てもトップクラスと言っていい掴みでしたが、もしあの2話を楽しめたのならば他のウルトラシリーズを楽しむことも出来ると私は思うのです。
また、ヘビクラ隊長=ジャグラス ジャグラーの判明や朝倉リク(ウルトラマンジード)の登場により、これらキャラクターを履修するために過去作を見始める新規ファンの方も出始めました。
Zで初めてウルトラシリーズに触れても楽しめますし、より理解を深めたい方が沼にハマるという、理想的なコンテンツ拡大を辿っています。
そこで既にtwitter上で多くのファンが発信していることを承知の上で、Zと関連のある過去作をざっくりと紹介していこうと思います。
一応目的としましてはZから入った新規ウルトラファンの方のために、他シリーズを薦めることになっています。
そのため最小限の情報量にとどめるので、従来からのファンの方には満足できない内容になるかと思いますのでご了承ください。
現状(Z第6話)での重要度や、単品でのおススメ度等も加えていきますので、ほぼ自己満足になっていますが参考にしてくださると幸いです。
今回はウルトラマンオーブ(ジャグラー)関連作品から紹介していきます。
ウルトラマンオーブ
大人気キャラ、ジャグラス ジャグラーの記念すべき初登場作品です。
ウルトラシリーズ50周年記念作品でもあり、ニュージェネレーションと呼ばれる近年作品群の中でも特に高い人気を誇ります。
・過去ウルトラマンの力を借りる形式のフォームチェンジ
・変身時に形態に応じたフレーズを叫ぶ
・暗躍する敵レギュラーの登場
等、その後のシリーズでお約束となった要素を初めて取り入れた作品でもあります。
また主人公クレナイ ガイ(ウルトラマンオーブ 以下ガイ)は地球防衛隊員ではなく風来坊で、3人の少年少女が運営する怪奇現象解明隊SSPと何だかんだ行動を共にするという設定。(初期モチーフは明智小五郎の少年探偵団)
一応地球防衛組織としてビートル隊も存在していますが、主人公≠地球防衛隊員というのも、オーブ以降Z以前のシリーズでは恒例となりました。
ジャグラーはこの作品でガイを付け狙うレギュラー敵キャラクターとして登場し、その演技力の高さ・カッコよさ・変態じみた仕草から高い人気を獲得。当時の人気フレーズを捩り「オーブのやべー奴」なんて言われたりもしました。
Zでヘビクラが変身した合体魔王獣ゼッパンドンとその素材としてメダルが使われた大魔王獣マガオロチもこの作品が初出です。
また、ジャグラーばかりがピックアップされがちですが、作品としても非常に完成度が高く、Zと同じ方がメイン監督を務めているのでZを楽しめた方なら問題なく特撮シーンもストーリーも楽しむことが出来ると思います。
基本路線であるガイとジャグラーの戦いはもちろんのこと、
・にせオーブに化けて暴れるつもりが偶然子供達を救ってしまい、人間に慕われることの嬉しさを知った宇宙人を描いた「ニセモノのブルース」
・後のシリーズで何度も再登場する人気怪獣ギャラクトロンの初登場回であり、正義と暴力と科学の狭間で様々なキャラが葛藤し、決断する前後編「暴走する正義」「ネバ―・セイ・ネバ―」
・ビートル隊所属のレギュラーキャラ 渋川一徹の1日を映し、コメディ回でもあり家族愛がテーマでもある「ハードボイルドリバー」
といった、ジャグラーが暗躍しない単発回も名作揃いで評価が高いのでおススメできます。特にニセモノのブルースはニュージェネレーション屈指の神回と名高く、一度は見て欲しいところです。
全25話と中々のボリュームですが、ジャグラーというキャラを知るためとしても、ゼットに続いて視聴する1作品としても、まず最初におススメしたい作品です。
重要度 5 作品としてのおススメ度 5
「ウルトラマンオーブ」×「怪獣娘~ウルトラ怪獣擬人化計画~」ニコ生特番
本編ではありませんが、ジャグラーを語る上で欠かせないのがこのニコ生特番です。
このニコ生はウルトラマンオーブ最終回直前に放送され、アニメ作品「ウルトラ怪獣擬人化計画」の声優さんや、クレナイ ガイ役の石黒さん、ジャグラー役の青柳さんらが出演。
コント染みたアドリブや、おふざけが過ぎたコーナーがとにかく面白く、終始コメントも笑いっぱなしでした。
現在ニコニコ動画やYoutubeのコメント欄でジャグラー=ヘビクラ隊長が何かした際に見かける「闇の〇〇」というワードはオーブ本編では登場しておらず、実はこのニコ生において行われたワンコーナー「ジャグラー闇の仕草教室」が元ネタ。この闇の仕草というフレーズと青柳さんの怪演再現が大ウケし、以降「闇の〇〇」がファンの間で定着することになりました。
そういった意味でも重要な意味を持つのですが、当然ながらDVD等には一切収録していません。
ニコニコ動画に有志がコメント付きでアップロードしているので、本編とは関係ないですが気になる人・とにかく笑いたい方はオーブ視聴後にぜひとも見てみましょう。
↑闇の仕草コーナーのワンシーン。本編1シーンの再現
重要度3 作品としてのおススメ度3 (腹筋崩壊度5)
劇場版ウルトラマンオーブ 絆の力 お借りします!
読んで字のごとく、ウルトラマンオーブの劇場版です。ジャグラーも登場する他、オーブの前作であるウルトラマンエックスも変身前の大空大地共々登場。
なおニュージェネレーションの映画は基本的に、最新作の世界に前作の主人公及びレギュラーの一部が登場するスタイルを取っています。
本作でのジャグラーの立ち位置はまさに「敵か?味方か?」と言ったところで、彼の魅力の一つであるトリックスター的キャラはここで確立しました。
またZ5話で即話題となった、合体魔王獣ゼッパンドンへの変身バンクや「闇の力、お借りします!」というフレーズの初出でもあります。
内容については、昨今のシリーズは劇場版がシリアス展開多めの中、敵キャラクターも含め登場人物はどこかふざけた所が多く、ギャグ展開たっぷりで明るく楽しく見ることが出来る作品となっています。
かといって子供騙しかといえばそうでもなく、特撮シーンはキチンと作り込まれているので目の厳しい大人の方でも安心です。
最後にはあの昭和ウルトラマンのサプライズ登場も…?
前述のように明るい作風で見やすいのでウルトラ映画入門としてはもちろんのこと、ウルトラマンオーブ本編視聴後にぜひとも見ておきたい作品です。
重要度5 作品としてのおススメ度4
ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA
ウルトラシリーズで初のamazonプライムオリジナル配信作品であり、ウルトラマンオーブの初めの戦いを描いた外伝作品です。
ストーリーは、主人公ガイが相棒であるジャグラーと共に戦士の頂に上り、ガイがウルトラマンオーブに選ばれた所から始まります。
ネット配信ということもあり完全に大人向けで人間模様が複雑。特撮シーンも舞台が宇宙である前半は控えめで、SFドラマ的な側面が強いです。
またウルトラマンコスモス・ウルトラマンダイナ・ウルトラマンガイア・ウルトラマンアグル及びその変身者も登場し、特にアグルは久しぶりの復活ということで話題にもなりました。
今Zを見始めた方で、子供の頃アグルが好きだったならば登場シーンだけでもぜひ見て欲しいところ。
しかし大人気で幕を閉じたオーブの前日談ということでハードルが高かったのもあり、配信当時では「このためにamazonプライムに入ったが、それ程の価値は無い」「ドラマシーンがくどい」と批判意見も目立ってた作品でもあります。
そんな今作ではありますが舞台装置となるキャラクターや世界観と、当時視聴者の見たかったものが一致しなかったというのが大きく、ガイと行動を共にしていたジャグラーが如何にして闇に堕ちたのか が見え隠れするジャグラーの前日碑としてはとても良く出来ており、Z放映以降は需要が高まってきています。Zのコメント欄でも「オリサガで…」という考察もチラホラ見かけるくらいです。
あくまで外伝作品なのでこれを見なくても他のオーブ出演作品を楽しむことは十二分に可能ですが、ジャグラーというキャラを深く知りたいならばぜひ視聴しましょう。
重要度4 作品としてのおススメ度3
劇場版ウルトラマンジード つなぐぜ!願い!!
Z本編にてジードも活躍ということですが、ジャグラーも登場するのでコチラでも少し紹介。
劇場版作品ということでジードの前作であるオーブ(ガイ)とジャグラーが出るのは自然な流れなのですが、なんとガイに先駆けてジャグラーが物語最序盤からいきなり登場し、視聴者を驚かせました。
この作品における彼は完全に味方ポジションで、宇宙の平和のために戦うことはもとより、終盤ではウルトラマンであるにも関わらず戦うことを恐れる主人公 朝倉リク(ジード)を叱咤するシーンも。
そのためZ本編にてリクとジャグラーが再会した際、ニコニコ動画のコメントで「リクにとってジャグラーは、ちょっと変わってるだけの良い人」等書かれているのは、ジャグラーが過去に何をしたかを詳しく知らず、この作品での立ち位置ではそう思って当然というわけです。
逆にジードのレギュラー男性キャラのお尻を揉む等、Zにおけるちょっとホ〇っぽいキャラクターもこの映画の初出で、ネタキャラとしての側面も出始めました。
また、Z6話に登場した ラストジャッジメンター ギルバリス も元々この映画のラスボスとして登場した怪獣。作中でジャグラー(ヘビクラ)が焦り退避命令を出したのも、コメントでファンが「ギルバリス!?」と驚いたのも、そのヤバさを知っていたからなんですね。
「ジャグラーにハマった!でもジード本編まで見る時間がない!」という方でも楽しむことはできますが、出来る限りジード本編視聴後に見ることをお勧めします。
重要度 5 作品としてのおススメ度 5
総評
今回はジャグラーの登場する、オーブ関連作をご紹介しました。
オーブとジャグラー自体とても人気が高いのでやや長くなってしまいましたが、伝わったでしょうか?
ジャグラーというキャラクターは作品によって描かれ方・立ち位置が全く違うので、見れば見る程沼にハマること間違いないでしょう。
次回「ジード編」も時間があれば作ろうと思います。
ここまで見てくださり、ありがとうございました!
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