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米国市況アップデート!

楽天証券公式『2021年後半株式市場はどうなる?』


昨夜のNY、すこしギクシャクしました。FOMC議事録を嫌気しました。

「大部分のメンバーがテーパーをそろそろ再開すべきと考えている」という記述がありました。

現在FRBは米国財務省証券を毎月800億ドル、住宅抵当証券を400億ドル、合計1200億ドル買い入れています。テーパーとはこの買い入れ額の減額に他なりません。

①減額がいつから開始する?
②減額の金額は幾ら?


それらのことがわかれば、テーパー終了のタイミングがおおよそ把握できます。



仮に10月から財務省証券の購入を毎月100億ドル減らせば……

9月 800億ドル
10月 700億ドル
11月 600億ドル
12月 500億ドル
1月 400億ドル
2月 300億ドル
3月 200億ドル
4月 100億ドル
5月 0億ドル

こんな感じで来年5月までにはテーパーが終了すると予想することができるわけです。

それが完了した時点でFRBはいよいよ利上げに着工できる……そういう順番になります。

いずれにせよ、セミナーではこのようなことについても言及します。




2021/8/19 
じっちゃま楽天セミナー


米国経済は堅調。雇用増、物価上昇、8月いっぱいは米国株は堅調だと考えている。しかし9月からはテーパーリングの議論が増え、株式市場はギクシャクしそう。そこで今からややキャッシュポジションを増やすことが得策だと考える。


テーパーは多分10月とか12月ぐらいに開始されると思う。最初の減額度合いを見れば、いつテーパーが終わるかがおおよそわかる。テーパーが終わればいよいよ次は政策金利に手を付けなくてはならない。


金融政策の転換期にはスッテンコロリと変なことが起こることもある。ほとんど起こらないが心の準備は必要。現在のS&P500指数等の上昇を見ていると投資家の慢心を感じる。いきなりテーパーのニュースが流れたら投資家がブルッとする局面があると考えるのが普通。


デルタ株に関しては米国は心配していないが、中国は厳格なロックダウンが必要になるかも。その場合、中国経済の減速リスクあり。本日の参考銘柄の紹介はクルーズ株の $CCL, $RCL, $NCLH と決算のよかった $DDOG, $COUR



8月末のジャクソン・ホールでは何もでないかもしれないが、9月はじめに発表される雇用統計の数字が強ければテーパー待った無しの空気になるかもしれない。レイバーデー明けの相場(9月7日)は今までのムードがガラッと変わるリスクあり。


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