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運行再開した「クルーズ船」関連株は“押し目買い“のチャンス!


クルーズ乗客にワクチン接種を要求するノーウェジアン・クルーズ(NCLH)をフロリダ連邦判事が支持。フロリダ州の法令に差止命令を出すことで8月15日からの同社のクルーズ再開が可能に。

カリフォルニアの高校は今週から秋学期が始まります。同州ではマスク着用が義務化。でも学校再開は大きな前進。

一方「そろそろ会社に出社しろ!」という企業の社員に対する呼びかけはデルタ株の蔓延で不発に終わりそう。ビジネス出張、コンヴェンションなども絶望的。ファーストクラス、ビジネスクラスの航空運賃は毎日ダダ下がりしています。

ようするにデルタ変異株を克服するまであと一息のところまで来ている。逆説的だがデルタ変異株が峠を越えるには一気にデルタ変異株が蔓延することが最短経路。経済のいたるところで混乱、交錯する情報が出ているのは、そのため。


なぜサービス業に注目する?→サービス業は米国でいちばん大きな雇用者だから。ここが完全に復活しない限り雇用の完全修復は望み薄=でもサービス業が最もコロナの影響を受けやすい。

クルーズ産業の雇用は116万人(→新型コロナ直前)。日本で最も従業員数が多いトヨタの3個分です。



▶︎良い順番で言いますね。

1.クルーズ株
2.航空株
3.ホテル株

なぜこの順番?→クルーズは,好きで行くものだから。つまりバケーション行きたい人なら当然率先してワクチン注射するというわけ。守られたバブルを作りやすい。

ひとつのクルーズ船の中で「集団免疫」の状態を確保することが出来ます。だから密でもクルーズは安全。ノーヴァジアンがワクチン接種を義務化したのは,そのため。


最大のクルーズ企業カーニバル(CCL)買い出動すべきタイミングが来たと思います。写真はマーディグラ。

業界2位ロイヤル・カリビアン(RCL)のクワンタム級クルーズ船は乗客6000人を乗せることができます。この会社は大型クルーズ船に最も力を入れています。

ノーウェジアン(NCLH)は高級なクルーズを提供するリージェント・セブンシーズなどのブランドを展開し差別化しています。

あくまでも一般論ですが大きなクルーズ船ほど「大衆路線」です。スケールメリットを出せるので価格を安く抑えることができます。

巨大すぎるので寄港先が限定されています。観光を兼ねたクルーズには向きません。



▶︎ホテルは「持たない経営」,クルーズ船は「持つ経営」をやっています。

その関係でクルーズ船のビジネスの方がはるかに資本集約的です。いわば「サービス業の中の重工業」の様相を呈しています。

クルーズのビシネスの面白いところは何もないところから需要を手品のように創出することができる数少ないビジネスだという点です。先行投資すれば面白いように潜在需要を掘り起こすことができる。作れば…人が集まってくる「フィールド・オブ・ドリームス」の世界です。




▼クルーズ株についてまとめています。
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