【アムジェン AMGN 】
アムジェン(ティッカーシンボル:AMGN)は、1980年に創業されたバイオテクノロジー企業です。
アムジェンの主力薬のひとつ「エンブレル(エタネルセプト)」は関節リウマチ治療薬で、腫瘍壊死因子(TNF)に結合して作用を阻害する仕組みです。アムジェンの2020年における売上高は50億ドルでしたが、米国でのパテントが2023年に切れる予定です。
アムジェンは「プロリア(デノスマブ)」という骨粗鬆(こつそしょう)症という骨がもろくなる病気の治療薬も出しています。2020年の売上高は27.6億ドルでしたが、米国のパテントが2021年に切れてしまいます。また「ニューラスタ(ペグフィルグラスチム)」という乳がんの治療薬も出しており、2020年の売上高は23億ドルでした。さらに「オテズラ(アプレミラスト)」は尋常性乾癬の治療薬ですが、2020年の売上高は22億ドルでした。ただ、米国のパテントは、2023年に切れる予定です。
その他にも、アムジェンは肺がんや喘息などの分野で新薬を開発しているほか、前述した「ヒュミラ」のバイオシミラー薬(先発薬の特許切れ後に発売される類似バイオ医薬品)を準備中です。
アムジェンの1株当たり業績は下のグラフの通りです。
アムジェンは、2022年のコンセンサスEPS(18.17ドル)を当てはめると、現在、PER13.9倍で取引されています。
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