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グーグルやフェイスブックは広告という商機を通じて業容を拡大してきました。でもSNS+Adの時代は終わった。

いまはフィンテック。


でもチンケなフィンテック・スタートアップは猛烈な勢いで淘汰される。GAFAが総ナメすると思う。



アップル(AAPL)は近くBNPL実装すると思う。ここが主戦場。



BMPLがいつクラッシュする? ということを心配している人が多いが、seasoningという概念を、そろそろ理解した方がいい。



漬物を作るには……しばらくの期間、寝かせるだろ? あれと同じでローンも支払い遅延が発生するかどうかは、しばらくの期間、寝かせないとseasoning)わからない。



現在は、まだ時間の経過が不十分だから支払い遅延ローンが雪だるま式に増えるわけがない。




攻める側に立っているのはGAFA。
守る側に立っているのはメガバンクなど。



守る側の金融機関で、事態の深刻さ、攻める側の圧倒的な有利さをきちんと把握しているのはJPモルガンとゴールドマンサックスのみ。



ローンのビジネスで究極的にその利幅や競争優位を決定する要因はcost of capital(資本コスト)。そして……アップルやグーグルの資本コストはJPMやGSより低い!


この事実に…JPMやGSは戦慄している。




「銀行としてのアップル」は、とても魅力的。

アマゾンはBNPLのイシュアー・プロセッサー(発行処理者)機能を直でアマゾンのサーバー上にインプリメントします。



別の言い方をすればマルケタ(MQ)を噛ませなかった。



たぶんその理由は「自分で出来るので外部のhelpは必要ない」……でもこれは大きなチョンボだったかも。「おまえのやっていることは銀行業だ」と詰められると、システム的に水を切ってないので申し開きできなくなる。



仮想通貨で言うところの、「証券、コモディティー論争」に近い論争が、アマゾンの実質的銀行業参入で勃発すると思う。



いずれロックフェラーのスタンダード石油が独占禁止法違反でズタズタに分裂されたように、アマゾンもズタズタにされるかも。




アファーム(AFRM)は基本的に「信頼されるブランド」、つまり「表看板」こそが存在意義です。裏方はマルケタ(MQ)がやっています。同様にスクエア・キャッシュも「表看板」。裏方はMQ。

「信用」、ないしは「信頼」というキモチの源泉を、考えて欲しい。昔はそれは「大理石で出来た立派な銀行本店ビル」などに依拠していた。

あるいは金融機関の「ロゴ」が信頼のしるしだったかもしれない。

アファーム「ボタン」が提供しているのは、究極的にはその「安心感」。

アマゾンですら、自前ではその安心感を構築することは出来ないと判断し、アファームと組んだ。



アップルはゴールドマンサックスと組んでいる。だから安心感を提供しているのはゴールドマン。ただ裏方でカード・イシューの仕組みを提供しているのはマルケタ(MQ)。




いまは下層な消費者ほどアファームのようなBNPLを魔法の打ち出の小槌如く信奉している。でも支払い遅延が増えたら「救世主」は「悪魔」のレッテルを貼られるかも。


テクノロジーやサービスに酔うのではなく、クールに儲けろよ!


BNPLを見るじっちゃまの目は……笑ってないぞ。

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