日本のEV普及率って0.037%なのか😂
そういえば米国はプリウスが減ったね。
米国では1年間に1700万台くらいクルマが売れています。中国は、それよかもっと大きい。
日本市場は1年間500万台(?)
米国の現在のEV比率はざっくり言って2%です。
2030年には20%、2040年には60%になると言われています。
TESLA一択でしょう!!!
そういう決めつけは危険だと思います。
もちろんテスラは「サイバートラック」を準備中で
僕だって買いたいと思いますけど...いまのところテスラはピックアップトラック市場での実績はゼロです。
ピックアップトラックは大工さん、庭師その他、
働く人たちが業務で使う場合が多いのです。
だから彼らのワークフローにピッタリ適合する必要があります。サイバートラックはそれを考慮してません。
来年早々手強いライバルが現れます。
これ、一般論になりますけど「王者」になるためにはアドレサブル・マーケットのうち最大のカテゴリーで、なおかつ、最も美味しいビジネスを寡占しなくてはいけません。
一例として僕の居た投資銀行のビジネスでは一番大きな市場は株式ではなく債券なんです。
債券のチャンピオンはJPモルガン。
だからゴールドマンサックスがどんだけM&Aや株式で華々しい業績を上げてもJPモルガンの足元にも及ばない。そもそも大きな市場で戦ってないから。
自動車市場でいちばん大きく、いちばんオイシイのはピックアップトラック市場です。自動車業界の利益の総和の90%以上がここから上がっている。
だからテスラは「サイバートラック」で勝つことはmustなんです。
いまテキサス州オースチンにギガファクトリーを建てています。
サイバートラックを生産する予定。
でもあと3年くらいは量産に入れないと思う。
その3年が......とても貴重な時間の浪費。
実は2021年の9月から納車が始まるメーカーがあります。
それはローズタウン(RIDE)
「エンデュアランス」というピックアップトラックです。もう予約注文が5万台あります。すべて法人の予約注文なのでキャンセルの心配はありません。
ローズタウンは、もともとGMのローズタウン工場でした。ここは北米で3番目に大きな自動車工場で世界最大級のスケールです。その工場を、そっくりそのままローズタウン・モータースが買い取った。
これが「エンデュアランス」ですね。
タイヤの部分に注目して!コイルが見えるから。
これは、「ハブ・モーター」という手法で、
電気モーターが4つのタイヤにそれぞれ組み込まれている方式です。
言い換えるとパワートレイン系のmoving partsが4つしかない!
普通のクルマだと2000点の部品があります。
なぜTOYOTAの社長さんが青筋立てて日本政府のEV化構想に異論を唱えている?......その理由は、突き詰めて言えばこの「2000→4へ」という部品点数の少なさです。大量の下請けが倒産する。内燃機関のノウハウが、全部無用になる。
既に耐久テストで「ハブ・モーター」のほうが
メンテナンスコストが遥かに低いことは証明されています。それもそのはず、moving partsが少ないから。
アメリカ既存の自動車メーカーはこれに戦慄しています。日本勢も戦慄すべき。
ローズタウン(RIDE)は、2022年から黒字化すると思う。
ローズタウンは独自のシャーシ、独自のサスペンションを使います。とてもシンプルで無駄なものが無い。
なぜなら「ハブモーター」のクルマで、いちばん重いのは、4つの車輪そのものになるから。それが地面に直接接地し、ショックを受けます。そしてそれが逆にボディへと伝わる。
今までとは逆の発想が必要になる。
いまのインフラでEVはデメリットしかない???
日本は世界ではありません。
あなたの言ってることは、「日本の都合」。
TOYOTAは世界で戦っている以上、
世界で勝たないと意味がない。
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