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シェールに代表されるエネルギー関連企業など、インフレによるコスト増を価格に転嫁しやすい企業を買え!


■欧州で天然ガスがひっ迫!恩恵を受けるシェールガス5社

2021/10/8  Twitterより

マーセラスで操業している主なシェールガス企業
・EQT(EQT)
・サウスウエスタン・エナジー(SWN)
・アンテロ・リソーシズ(AR)


西テキサスのパーミアンで操業している主なシェールガス企業
・パイオニア・ナチュラル・リソーセズ(PXD)
・ダイヤモンドバック・エナジー(FANG)


チャートみてみ? サンキュ🤪クッソ😜ベラマッチャだぞ。



■天然ガスの需給が引き締まっている理由

2021/10/9  Twitterより

天然ガス価格が2014年以来の高値をつけています。新型コロナ禍が一巡、経済再開でエネルギーへの需要が高まっている事もその一因には違いないのですが、今回の天然ガスの相場は厳冬などの要因ではなく、むしろエネルギー市場の構造変化によるところが大きいです。

ちなみにロシアとドイツを結ぶノードストリーム1は既に稼働中です。 
ノードストリーム2がフル稼働すればガスプロムの売上高は10%程度UPすると思います。(ノードストリーム2は95%工事が終わっていて来年2月頃天然ガスの供給が始まります。) その場合、欧州における天然ガスのひっ迫は、かなり緩和されると思います。


石油もそうですけれど、天然ガスも世界の年間需要は±5%も動けば大変動です。逆の見方をすれば、ほんのちょっとした需要や供給の変化が、途方もない価格変動を招きます。逆にそれが是正されるのも速いです。

だから「長期に渡って…買い!」とか、そういう風に無駄に強気観、弱気観を抱くのはおっちょこちょい。あくまでも価格を睨みながらクリクリとトレードしてゆくべき。

天然ガスの供給の大部分(=8割以上)は長期契約です。スポット市場での価格は、薄い板の中で動いている。玉を届ける経路、手段も、極端に限られている。そういう薄商いの中でついた値段だということを、くれずれも忘れずに!




■このチャートがすべてを物語っていると思う。

2021/10/10  Twitterより

別に中国をdisる気は無い。気の毒だと思うだけ。人口動態の逆風は容易には覆せない。

OPECはもともとマクロ経済調査を行う国際団体としてスタートしたのでリサーチは素晴らしいです。この資料の出典はOPECが毎年発行している「WOO」という長期アウトルックに関する報告書。340ページもある分厚いレポートです。

産油国が長期エネルギー戦略を策定する際の参考資料に使ってもらう事を念頭に入れて編纂してあるので長期予想に関しては他のどの資料より綿密、慎重に編集されています。

OPECのフォーカスは…もう中国じゃありません! インドにものすごくフォーカスしている。




■原油? まだまだ騰がるよ。

2021/10/11 Twitterより

世界の石油生産国で増産が自由に出来る国はサウジと米国だけ。サウジは先日「増産しない!」と発表しました。米国では「シェール業者がお行儀よくしているか?」が重要。歴史的にシェール業者は儲かると(青)それを直ぐに増産(橙色)に振り向けた。いまは節制している。


油井の数はあまり増えてないです。とりわけ天然ガスは。




■産油国のETF

2021/10/11 Twitterより

◇ガスプロムは世界最大の上場天然ガス生産会社ですね。アイシェアーズMSCIロシアETF(ERUS)の18.82%を占めています。

来年の2月頃、ロシアとドイツを海底パイプラインで結ぶノードストリーム2が開通します。これにより欧州での天然ガスのひっ迫が緩和されると思います。   ガスプロムはサハリンの天然ガス開発も押し進めています。LNGにして中国などアジアへ出荷する計画を進めています。   中国はこれまで石炭への依存度が高かったのですが一部を天然ガスにスイッチしてゆく考えです。中国は長期の天然ガス供給契約を生産各国と締結しておらず、玉の調達が遅れています。中国に対し、最も出荷に応じられる立場に居る企業はガスプロムだと思います。


◇サウジアラビアは近未来都市NEOM The Lineの建設を開始しています。投資対象としてはアイシェアーズMSCIサウジアラビアETF(KSA)があります。


アイシェアーズMSCI UAE ETF(UAE)はアブダビ、ドバイなどから成るアラブ首長国連邦に投資するETFです。


アイシェアーズMSCIクウェートETF(KWT)は比較的最近出来たETFで未だ取引は盛んではありません。組入れ銘柄は銀行が多いです。

多くの産油国は石油会社を苦労して国有化した歴史があるので株式公開には消極的です。原油価格が上昇し国営石油会社が儲かれば国の経済全体が活気付きます。


■もちろんポートフォリオのコアは米国株であるべき。

2021/10/11 Twitterより

いまは長期金利上昇で米国株がつまんない局面なので、よその娘にチョッカイ出しているというわけ。

心配しなくてもいずれ米国株にも物色は戻って来ます。でもそれは今じゃない。

慎重なスタンスを崩さないほうがいいです。



■今回のまとめ

⚫︎シェールに代表されるエネルギー関連企業など、
インフレによるコスト増を価格に転嫁しやすい企業を買え!

⚫︎現在はインフレ圧力が強く、企業は材料費や人件費の高騰に悩まされています。それはマージン(利幅)を圧迫する要因になるからです。

⚫︎このような局面は、インフレによるコスト増をそっくり製品やサービスの価格に転嫁し、顧客に負担させることができるような会社が買われます。ちなみに、テクノロジー関連のハイテク企業はあまり値上げをしないため、現在のような環境においては不利となります。

⚫︎今は「稼いでいる会社」の地図が、ガラリと入れ替わりを見せている最中です。業績見通しが好転しているセクターは、シェールに代表されるエネルギー関連です。




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