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【メルク MRK 】

 メルク(ティッカーシンボル:MRK)は、1891年に創業した製薬会社です。

 メルクの主力製品「キイトルーダ(ペムブロリズマブ)」は癌を治療する抗PD-1抗体薬で、2020年には143.8億ドルを売り上げましたが、2028年にはパテントが切れます。売上高の30%を占める大型薬なので、その穴を埋めるのは容易ではありません。

 その他に糖尿病選択的DPP-4阻害剤「ジャヌビア(シタグリプチン)」や、子宮頸癌(しきゅうけいがん)予防ワクチンの「ガーダシル」を扱っており、2020年の売上高は、それぞれ52.8億ドルと39.4億ドルでした。

 なお、新薬候補としては、HIV薬や「ガーダシル」の後継薬などを開発しています。



 メルクの1株当たり業績は下のグラフのようになっています。

メルクは、2022年のコンセンサスEPS(7.11ドル)を当てはめると、現在はPER10.9倍で取引されています。

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