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「薬品株買いなさい」

 今、米国では新型コロナワクチンの接種が佳境を迎えており、足下の景況感は極めて強くなっています。しかし、3月17日に閉会した連邦公開市場委員会(FOMC)で示された経済予想サマリー(SEP)によると、来年以降のGDP成長率は、また昔のように年率2〜3%に戻っていく見通しです。

「素材」や「工業」などのシクリカル(景気敏感)株は、景気拡大の前半部分では市場平均をアウトパフォームすることで知られていますが、後半部分では逆にアンダーパフォームします。

もし今が景気拡大のピークなら、そろそろ次のことを考えなければいけません。例えば、景気が減速し、金利上昇が落ち着きはじめると、製薬会社のようなディフェンシブ株が見直されます。

 薬品セクターは、ずっと人気が離散したままで、セクターPER(株価収益率)がかなり下がりました。今は1999年頃のピーク(30倍)の半分程度のバリュエーションで取引されています。

 投資家が薬品セクターを嫌っている一因は、多くの大型薬が近くパテント切れに直面するからです。薬品セクターにとって、これは避けて通れない試練だと思います。しかし、そうしたリスクはすでに株価に反映されているため、現在は割安で取引されているのだと思います。



■今後見直されるであろう「ディフェンシブ株」として、米国の大手製薬会社の7銘柄。




以上です!!

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