金融相場と業績相場
■いま「投資」が流行っている。
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今、個人投資家がものすごく参戦してきています。アメリカではロビンフッドという株トレードアプリがプチブームになっている。1995年〜2000年にかけてデイトレブームがあった。1995年、当時は「そろそろ天井だぞ〜」という声もあった。しかし1996年の時に相場降りていたらドットコムブームの5年間は大きな相場全部取れなかったことになるんですよ。もったいない!
■ブルマーケット(上昇相場)の中で二種類の相場があります。
①金融相場 ②業績相場
順番から言えば、必ず金融相場が先に来て、業績相場が2番目に来ます。リーマンショックとかコロナショックとか、ズドーンと株価が下がった後でFRB(アメリカの中央銀行)は、まずは利下げして金融緩和するわけですよね。業績はグチャグチャ…経済はグチャグチャ…だけれども金融緩和が"モルヒネ注射"みたいに効いて株式市場は“ハッ“と、一息つく。 そこからスタートするのが金融相場です。
2020年2月19日に相場が天井つけた後、3月23日にかけて株価が30%以上の急落がありました。(コロナショック)
その時、私は「アメリカ株買って!!!」っていう風に僕は言いましたよね?それはどうしてかというと、ここが金融相場の起点だから。ここからは簡単に儲かる相場が来ますよ。ということで矢継ぎ早のFRBによる金融緩和の後で、「マキシマムブリッシュ(強気)で出動してください!」ということをお願いしました。
■『金融相場は組みやすい』
■『金融相場は儲けやすい』
通常、金融相場というのは3年、5年、7年、くらい続くかもしれないのです。まだ1年経ってないわけですよ。まだFRBが利上げのシグナルすらしてないのに、株高に伴う金利上昇も有り得るということはアリマセン。
いまの時点では市中金利の上昇、とりわけ長期金利の上昇は株式にとってマイナスだと思います。10年債利回りがポンポンポーン⤴︎急騰するような局面が来たら「あっ!やばいな」とちょっとリスクを引っ込めようという形で堅実なインデックス投資など(VTI)防御の体制を敷いてください…
◾️いまは心構え、重要な局面に来てるよ。
金利が上がらなかった最大の理由は新型コロナウイルスが蔓延しているからなんですよ。ワクチンが出荷され始めたんだけれども、出だしが非常にスローなわけだったんでしょ?
しかし、今、状況がガラッと変わり始めてて、ワクチンがすーっと出始めて注射も捗り始めているわけですよ。そうすると「ある時点」で新型コロナに対して、明るい希望の光が差し込んできたら景気良くなるんじゃないか?ということで、債券の利回りが上昇するリスクもあります。そうなってくると株式のバリュエーションが非常に高くなってきます。
市中金利と株式のバリュエーションというのはシーソーの関係にあります。市中金利が高くなると株式のバリュエーションは下がります。これから株式にとって苦しい局面が来るかもしれない。
現在(2021.2.15)の僕のポートフォリオの大半はVTIが占めていて、あとは値動きの激しい銘柄が多いです。だからコアサテライト戦略のカタチで投資しています。これからは長期金利も景気も方向性は上。このような時は素材や工業株をオーバーウェイトするべきだと思います。
10年債利回りを毎朝チェックしてください。
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