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ニューヨク州の弁護市事務所の平均年収は1039万円ですね。

トップ・ローファームの場合、たとえば:
クーリー 2090万円
デイビス・ポーク 2090万円
カークランド・エリス 2090万円
ミルバンク・ツイード 2090万円
スキャデン・アープス 2090万円
サリバン&クロムウェル 2090万円
ワイル・ゴーシャル 2090万円
ホワイト&ケース 2090万円

みたいな感じ。

パートナーになると年収1.16億円くらい。

勢いでいうとカークランド&エリス、シンプソン・サッチャー、ポール・ワイス、クラヴァスなどが勢いあると感じる。

でもトップ・ローファーム入った後も、競争に次ぐ競争。

ワイフの大学時代の親友、デイブはワイル・ゴーシャルに入ってドナルド・トランプを担当し、GEキャピタル(=昔は最も沢山フィーを落とす優良顧客だった)を客に持っていた。でもリーマンショックで住宅抵当証券の組成の市場が壊滅的打撃を受けて解雇された。

いまは別の弁護士事務所に拾ってもらって、ぶいぶい仕事している。

もうひとり、ワイフの友人のニックは英国人でアメリカの弁護士事務所でバイトしているとき、ペンゾイルvs.テキサコという有名な訴訟で重要な条項を「発見」し大勝利(笑)
「キミ!我々が学費出すからロー・スクール行きたまえ!」と言われロースクールに行き、その弁護士事務所に正式に就職。

その後、ナップスター訴訟で全国的に有名になった。

彼らの話を聞いていると弁護士は「知的格闘技」みたいなノリ。兎に角、エキサイティング。

ただ、あんまり「平均」で物事を考えない方が良い。Up or out.というルールがあってパートナーになれなかった社員は減点対象となるような失敗や欠点がなくても「辞めてください!」と言われる。厳しい世界。

近年、GAFAとかの給料もずいぶん高くなったので、弁護士は(割と薄給だな)という印象になるのだと思います。


お金かかりますよね、ロー・スクール行くには。だから「報酬が先行投資に見合わない!」と考える若者も多いです。

同じことは投資銀行にも言えるかも。ここ20年くらいで投資銀行の年収の相対的地位は大きく地盤沈下しました。

いま投資銀行のVPのベースサラリーは1650万円くらい。これ、30年前と殆ど変わってない!

馬鹿馬鹿しいよね、いま投資銀行勤めるなんて。YouTuberの方が遥かに儲かる(笑)

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