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8月の雇用統計の結果について。



■ひどい結果。株は買いじゃない。


非農業部門雇用者数:予想75万人、結果23.5万人
失業率:予想5.2%、結果5.2%

7月の数字は上方修正されている。

テーパーはお預けか?

平均時給が急上昇しているのはレストランなどサービス業の雇用が少なかったからか。

新型コロナデルタ変異株がサービス業雇用に影を落としているはず。

株式市場は緩和金利政策の継続を織り込みに行っている。

長期金利は一瞬低下したが、また元に戻り始めている。債券投資家はデルタ変異株を一時的な現象と考えている。

たぶん債券の市場参加者のほうが株式の市場参加者よりも賢い。

アタフタしないで。全てはデルタ変異株による一時要因。

これで一気に緩和的なスタンスへ傾くと考えない方が良い。

株は買いじゃないです。

レストランの雇用成長が「0」だったのはデルタ変異株の影響。デルタ変異株はもう下火になりつつあります。平均時給が急騰したのは賃金の安いサービス業の雇用がぜんぜん増えなかったから。他業種では賃金上昇プレッシャーがすごい。

それはFRBは安閑としていられないことを示唆しています。

つまり今回の雇用統計は「両得」ではなく、「両損」。ひどい結果。

必ず10年債利回りをチェックするクセを早くつけなさい。





こういうコトじゃないですか?
「FRBが緩和スタンス維持しているにもかかわらず……サービスの雇用はこれ以上改善しなかった。デルタ変異株が蔓延している間はFRBがどんだけ粘っても無意味。その間、ムダにインフレだけが酷くなる、、、」


せんずり覚えた猿の如く四六時中トレードしてないと気が済まない奴……無駄に体力消耗すんな!

今日の雇用統計はtradableな数字じゃないよ。

いそがしく動き回っているヤツは馬鹿。



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