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下げ相場が出直る目安について
普通の調整(correction)の定義は-10%、ベアマーケットの定義は-20%です。いまはそのどちらにも届いていません。
馬鹿なの? 長期金利がまた上りはじめているのに株が底入れするわけ、ないでしょう?
■相場は下を見ています。
(2021/10/7)
連邦債務上限引き上げ問題は、僕の心の中では常に優先順位の低い問題でした。期限が12月まで延ばされたところで、何も変わらないと思う。
もう忘れたのかい? 2021年度の政府予算合意も本来であれば9月末までに可決すべきだった。あれは12月第一週まで先延ばしされた。あの問題も、再び投票にかけないといけないんだよ。🤣
中国恒大集団の経営危機の問題も、僕の心の中では優先順位は低いです。あれも…デフォルト判定は一ヶ月先だよね。
あれも先延ばし、これも先延ばし……そうやって先延ばしするうちは「あく抜け」やあらへん。
「げんなり」とか「うんざり」では株価は底入れしません。
株価が底入れするのは「きん○まスーッ」というビビる場面です。
「レーバーデー以降の物色の変化に気をつけろ!」
あれほど言ったのに、君らは聞く耳を持たない。パフォはこうだよ:
エネルギー +11%
金融 +0.4%
工業 −2.4%
ハイテク −6.2%
素材 −7.7%
ヘルスケア −8%
いまはインフレ圧力が大きい。それは利益のマージンを圧迫する。値上げがスンナリ通るビジネス、つまりpricing powerがあるビジネス株を買いなさい!
レーバーデー以降、値を消しているセクターにはpricing powerは無い。
■米国株は未だ買いじゃありません。
きみらから「そろそろ買いですか?」という質問が出なくなったら、買います。🤪
いまは「調整局面」、「ベアマーケット」ではありません。未だそこまで到達していない。だから昔、ここに書いたことは未だあてはまらないと思うけど……心構えとしてはこういう状態も想定する必要があります。
なぜ「買いじゃない!」と断言できる?→それは株式バリュエーションを構成する二つの最も重要な要素、すなわち①市中金利と②企業業績の両方がグラついているから。
兎に角、CPIが直ちに下がりはじめる必要がある。でも…その気配は無い。
CPI-政策金利の差は5.0% もある! トルコ中銀でも、こういうヘマはしない。
緩和的政策が常態化しているためインフレ圧力はじわじわと累積的に効きはじめている。だからほんのちょっとしたことで物価が跳ね上がる。
買いたくてウズウズしているキミらを見ると(あーあ、まだまだ)と思う。
はよ、樹海行け!🤣
心の葛藤が足りない!
テメエらの胸中には(ちぇ、こんなことだったら、買っておくんだった)と言う憤懣とか、欲に霞んだキモチの昂ぶりしかない。
そういうきみらのていたらくを見る俺の目は(細いんだけれど…)座っている。
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