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「誰かへの励ましは、自分への励まし」

前回の「はじめまして!」投稿から3週間・・・
毎日平日更新するぞ!と言いながら全くできませんでした。(泣)
困ったことに「書かなきゃ!」と思えば思うほどに書けないんです。
マイペースにぼちぼちやっていきますね。

更新していない間は、作るのがめっちゃ楽しいクラフトバンドで四つだたみのショルダーバックを作っていました♪
これが、すんごい集中できて「無」になれるので短い時間でもやると気持ちがすっきりします。
ちなみに作ったのはこちらです↓

これからの季節にピッタリ!!


トップアスリートの方でも、リラックスしたり試合前のゾーンに入るためのルーティンとして手芸をする方もいます。
緊張や不安、戦略の理解など、ごちゃごちゃした頭の中を手を動かすことで一旦リセットして、試合に臨むのでしょう。

今回は息子の試合から見えたものを投稿します。


直近の試合を7連敗で迎えた県総体

本来、練習試合やリーグ戦といった実戦を積んで自信をつけて公式戦に臨むのだが、とにかく勝てない。

ここまで負け続けると、誰だって自信がなくなる。
自信を失うと、ミスを恐れ判断が鈍る。すると自分達のやりたいものからやらされているものになってしまう。部活だから、そのスポーツを好きでやっているはずなのに楽しくない。気持ちの部分で負けてしまっているので、局面で競り負けたり、先制してもいつの間にか相手に主導権を握られ、逆転を許し負けることが多かった。

私は、息子が部活でやっているスポーツの経験者であり、(私の年代でこのスポーツをやっていた人は珍しいです。今はかなりメジャーになりましたが)その視点から見ると、指示の声、要求する声、ドンマイ!ナイス!という声もなければ、ピンチだった時に修正・確認する声もない。とにかく、声がなくおとなしい。

嫌なムードを振り払うのも、局面を打開していくのも、自分達が主導権を保つのも、保護者でも先生でもなくプレーをしている自分達であるはずなのに、相手に津波のように飲まれていく。今思うとそれだけ気持ちが落ちていたのだなと思う。そして、応援している私も「今日もダメだったか」というあきらめの気持ちになってしまっていた。

技術うんぬんよりも「心」をということで、全員で本音を吐き出してのミーティング、ルーティーン動作によるプラス思考の確立を話し合い、当日を迎えました。

さあ!試合当日!!

対戦相手は練習試合やリーグ戦で何度も対戦しているチームで、「今日はどんな試合をみせてくれるかな?」「いやー、大丈夫かなあ?」という期待と不安のもと試合会場に向かい、いつも通り試合開始の直前に到着。(笑)
タイトルのかかる試合だし、人工芝だし、浮足立ってなきゃいいけどと思い応援席に着いてみると・・・あれ!?みんないい顔しているぞ。

ついにキックオフ。走れているし、コースの読みもいい。マークにつかせる声。パスが乱れても「ドンマイ」と声がかかる。ベンチからも声が出ている。一進一退の攻防に見ている方がドキドキしてしまう。
そんな中、ついに均衡が破れ先制される。
「あぁー今日もこのパターンか」と応援席にどんよりとした空気が流れる中、ピッチをみるとなんと!円陣を組んで会話しているではないか!!
いつもだったら下を向いてしまうのに今日は違う。円陣の中でどんな話をしていたのかは想像でしかないけれど、自分の経験上、「まだ時間はあるぞ、ここからだぞ。行くぞ!」「おぉー!!」と仲間を鼓舞するのと同時に、くじけてしまいそうな自分に言い聞かせ鼓舞したのかなと思う。

ドキドキの展開に私も「さあ!まだまだここからだよ!頑張れー!!」とひと際大きな声で応援、私もあきらめてしまいいそうな自分に言い聞かせていたんだとと思う。

結果としては、一度は同点に追いついたが追加点を決められて2回戦敗退。
点を決められる度に円陣を組み、声を掛けお互いを鼓舞し最後まで戦う姿勢を見せてくれた。点を決められたら円陣を組み仕切りなおすというのが、子どもたちの考えたルーティーン動作によるプラス思考の確立だと思うといいもの考えたなと思う。
この敗戦は今での敗戦とは違い、とても意味のあるものだった。
これでチームがまとまったのか、市総体では準優勝、リーグ戦も大差で勝利、ベンチメンバーは部室に眠っていたメガホンを出し、校歌を歌って盛り上げており、チームも上向きになってきた。
夏の大会が今から楽しみだ。

実は日常の中にも

これはスポーツに限った話ではなく、日常生活にもある。
例えば、わが子が熱を出し、何日も熱が下がらないと不安になる。
しんどそうなわが子を前に「大丈夫だよ。だんだんよくなるよ」と声をかけるけど、そう声を掛けるお父さん・お母さんだって実は不安で、まだ熱が下がらないという焦り、明日の仕事どうしよう?などと押しつぶされそうになる気持ちを「大丈夫だよ。だんだんよくなるよ」という言葉を通して、自分のことを励ましている。

不安になっている時こそ、一緒に不安がるのではなく、仲間に声を掛けてあげたい。声を発することで自分も励ますのだから。





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