見出し画像

【先生の深~~い話し4】ベースメイクを最大に悩ませる「ファンデーションの種類」、結局何がいいの?

一通り、ひろみちゃんに基礎の基礎であるメイク講習が終わったところで、読者の方からこんな質問が飛んできました。

「ファンデって、パウダーとかリキッドとかクッションとか色々あるじゃないですか。結局どれがいいのかわからなくて、毎回適当に選んでるんですけど、どう選べばいいんですか?」

わかります。
女性なら絶対に悩むこのポイント!ファンデーションは一体何が正解なのか?!
パウダーなのか、リキッドなのか、クリームなのか、はたまた最近流行のクッションタイプなのか?!
ここではっきりさせましょう。

正解は!

あ、ポカーンとしましたよね。
でも、本当です。
パウダー・リキッド・クリーム・クッション・・・どれもメリットがあり、デメリットがあります。
そもそも「デメリットしかない」のであれば、どのメーカーも必ず商品ラインナップから消しているはず。それでも残っているということは、もちろん選び直すのが面倒だから続けて買う、という方がいるのもありますが・・・

やっぱりどれもがメリットとデメリットがあり、どれがいい!という考え方はナンセンスだから。

という理由が最も大きい訳です。
でもこれじゃあ全然深い話しにならないので(笑)いつも通り、羅針盤だけ提示しておきましょう。
その通りに進むか、やっぱり安定した今路線を選ぶかは、貴女次第です。

【パウダータイプ】簡単・手早く使える/化粧崩れがダントツで早い

最初にファンデーションとして人気が出たのはこのパウダータイプでした。年配の方ですと、未だにパウダーじゃないと落ち着かないという声も良く聞きます。
さらに、夏になると「水化粧」なんてテクニックもあったそうです。スポンジを水で濡らし、パウダーを取ってメイクする。清涼感と共に、スポンジに取るファンデーションの量が増え、一時的に化粧持ちが良くなります。
衛生上やファンデーションそのものの構造が変わってしまったため流石に無くなりましたが、それぐらい、「ファンデーション=パウダー」という図式が出来上がっていたんですね。
今でもドラッグストアやデパコスでも必ず用意されています。簡単に手早くファンデーションが塗れるし、量の調節も簡単。何より手が汚れないからいちいち洗面台まで行かなくて済む!このお手軽さは大きなメリット。
ただし、パウダーはどう頑張っても「粉」です。本当に簡単に落ちます。これからの時期なら余計、午前中いっぱいすらもたないでしょう。さらに、皮脂や水分を吸収する機能のあるパウダーファンデーションは、肌の「インナードライ」を招いてしまい、肌トラブルの原因になる、という見方も。特に乾燥肌・敏感肌の方は要注意です。

【リキッドタイプ】メイクが長持ち・使用感が軽い/皮脂が浮き出る・朝のメイクに時間がかかる

春夏になると必ず勧められるリキッドタイプ。液体のタイプは化粧下地との密着力も高く、汗や皮脂に強いのが大きなメリット。化粧崩れもしづらく、環境によっては一日メイク直ししなくても大丈夫!という時も。
使用感も軽くて、その割にカバー力があり、一度リキッドに変えると戻せないという方もいらっしゃいます。
もちろん、こちらもデメリットはあります。
汗や皮脂に強い=汗や皮脂を「弾く」ということです。化粧崩れはしなくても、こまめに拭き取っていかないと、ポイントメイク周辺が致命的にドロドロになります。
もう一つ、朝のメイクにも時間がかかりますね。一度、パウダーとリキッドの時間差を測ったら、リキッドの方が5分ほど多くかかりました。朝の5分は割と惜しい。この部分が選別のポイントになりそうです。

【クリーム・クッションタイプ】保湿力抜群・カバー力が高い/慣れないと厚塗りに・ニキビの原因にも

リキッドとは反対に、秋冬にもてはやされるのがクリームタイプ。秋冬は湿度が低く、肌の乾燥が進んでしまうので、自然に保湿力が高いクリームタイプがベストということになります。肌を乾燥から守り、さらにカバー力も高く、しっかりと気になる部分が隠せるのも大きな特徴。色味の調整も簡単で手早くでき、流行のツヤ肌にも簡単になれちゃいます。
じゃあデメリットは?というと、こちらは「慣れ」が必要になってきます。リキッドのような軽さがなく、保湿力が高い=水分量が多いので、肌への馴染みも抜群。一体どこまで塗っていいのかわからず、気がつくと凄い厚塗りになっていた、ということも。
さらに、クリーム・クッションタイプは肌馴染みがいい分、毛穴の奥までしっかり入ります。パウダーやリキッドのようなメイク落とし方法だとファンデーションが落としきれず、ニキビの大きな原因となります。

さぁ、さらに迷ってきましたね(笑)
じゃあ、ここで、いつもの格言を掲げちゃいましょう!

一日に数回、頻繁に時間をかけてメイク直しができる方は肌への負担が少ないパウダーがいいかもしれません。反対に、メイク直しが面倒という方や春夏のメイク崩れが気になる方はリキッドがいいでしょうし、涼しいエアコンの下に一日中いる状態で肌が乾燥するという方は夏でもクリームやクッションタイプにしておけば、肌の乾燥によるトラブルは防止できます。
その代わり、リキッドやクリーム、クッションタイプはしっかりとしたメイク落としが必要ですし、朝にはちょっと時間がかかります。
要は、その人の「ライフスタイル」に合わせて選べるように、様々な選択肢をメーカー側で用意している、というのが真実なのです。

そこで提案。

「貴女のライフスタイル」を見直してみましょう!

貴女はどんなライフスタイルですか?メイクをする時間は?直すタイミングは?肌への負担はどうでしょう?
まずはここから考え、またコラムをさかのぼって検討してきましょう。その先に、答えがきっとあるはすですよ。

いつも読んでいただき、本当にありがとうございます! サポートはさらなるコラム充実のため、アイテムのレビューや使い方研究に使用させていただきます。