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愛おしい食器

1941年にアメリカのアンカーホッキング社で誕生し1986年まで製造されたミルクガラス食器「ファイヤーキング」。

ガラスに骨灰を混ぜた優しい乳白色の食器は、ボテッとしたデザインで耐熱性で耐久性に優れなんとも言えない優しい食器で、今でも多くのコレクターに愛されている食器です。

乳白色の他にアイボリーや、翡翠色のジェダイ、1956〜58年の僅か3年間のみ製造されたターコイズなどが人気で、花や動物にキャラクターや企業ロゴなどが印刷された物など多くのデザインで、マグカップ、カップ&ソーサー、ボウル、プレートなど多彩な種類があります。

私は、Dハンドルとチリボウル、プレートなどを集めているのですが、年代によって少し形が違っていたり、透明度や色味が違っていて一つ一つが最近の量産品としがって温かみや個性があって楽しいです。

1955年頃までの製品は、まだ品質が良くなかったのか乳白色の製品でも少しアイボリーが薄くなったよな雰囲気の色味だったり、練った時の跡やムラ、クラックや不純物などがあることが多いのですが、それがまた良い雰囲気を出してます。
また、持った時の重量感も違ったりよりボテッとした感じがする物もありました。

60年代頃からの製品は、品質が良くなってきたのか透明度も良くなった感じでスッキリとした雰囲気がします。
厚さも少し薄くなった感じがしたり重さも違うような気がします。

私が思うミルクガラスの魅力は、丸いフォルムと程よい重さ、優しい口当たりに光の当たり方で色が変わって見えたり中の飲み物よって雰囲気が違うことなどです。


購入は、専門店で購入したりフリマサイトやオークションサイトで購入するのですが、良い物に出会うこともあればヒビやカケなどがあって残念なこともあります。
それも個性かと楽しんでますが、稀にとてもお得に購入できたり50年代前半の物に出会えることもありますが、なかなか40年代の良い物に出会えずに残念です。


だんだんと、良い物が少なくなってきたりお値段が高くなってきてますが、せっかくの食器ですの、私は普段から使うようにしていてサラダプレートとチリボウルは食事の時に必ず使うくらいです。
特にチリボウルとフルーツボウルは、手軽にいろいろと利用できるので徐々に数も増えてきたり、使うほどに愛着がわいてきます。
本当はいけないそうですが、電子レンジでも使ったりしてますし、少し雑に扱っても丈夫で、食器としてもとてもステキです。